ママ向け育児情報に、夫が傷ついている
我が家の2歳次男は、今がおそらくイヤイヤ期の絶頂。
名前を呼ぶと「いやだぁ」と食い気味に返され、家ではオムツはかない、着替えない。外ではベビーカー拒否で抱っこを一貫して要求し、時に暴れて猛獣と化す…。という感じの日々です。結構メンタルと体力が削られてます。
しかし、私以上に夫が参っているようです。
先日朝起きた時にこんなことを言われました。
「昨日の夜、前教えてもらったhisakoさんのイヤイヤ期についての動画を見た。見てたら涙が頬を伝って流れたよ。hisakoさんは素晴らしい。でも、ママ、ママって連発されるのはちょっと辛かったな」
hisakoさんは助産師で、ずっとママと対面されてきた方なので、ママ向けに発言されるのは自然だと思います。ただ、「自分も当事者として子育てをしているのに、育児情報の多くはママ向けに書かれている(中にはパパに攻撃的な内容を含むものもある)。まっとうに取り組もうとしているのにハナから否定されているようで辛い」といったことを感じるようです。これまでも同じようなことを何回か言われたことがありました。
私自身もそういう視点で見てみると、自分(ママ)が読む分には全く問題はないが、パパにシェアしようと思うと、いくつか引っかかる箇所がある、という育児情報は確かにかなり多い。
例えば以前、長男が「パパイヤ期」に陥って、その対策について検索していたときのこと(パパイヤ期とは、ママがいい、パパは嫌だ、と子どもがなってしまう時期の俗称です)。
いい視点の分析や、我が家でも取り入られそうな対策が書かれていても、記事にどこかママからパパへの優越感みたいなものが漂っている。パパへの配慮がないのです。その時は「このままでは夫にはシェアできない」と感じ、いくつかの記事を読んだ結果こういうことらしい、という形で要点をレポートしました。
パパに読まれない前提で書かれている育児情報があまりに多い=これまで圧倒的にママが育児を担ってきた、ことの裏返しだと思います。育児の世界ではママは圧倒的にマジョリティです。
ただ、男性も育休を取る人が今後増えたり、自分も妻と同じように子育てに関わろうという人が増えてくる中で、育児情報を検索した時にママにしか向けていないと感じさせたり、いわんやパパへのクレーム(恨みつらみみたいなものも含めて…)が含まれていると、パパの気持ちを挫くだろうし、ボディブローのように疎外感を感じさせていくんじゃないかと心配しています。
ネット上に載っている膨大な育児情報から、パパの気持ちをしゅんとさせる部分だけ取り覗ければいいんですけどね。
この問題は、どうしたらいいのかな。