kamome@育児中の編集者

月刊誌や書籍の編集をしています。2019年4月に長男を、2021年4月に次男を出産しました。結婚や妊娠・出産に関わる本の話、子育ての話、編集についての話などを書いていきます。

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月刊誌や書籍の編集をしています。2019年4月に長男を、2021年4月に次男を出産しました。結婚や妊娠・出産に関わる本の話、子育ての話、編集についての話などを書いていきます。

マガジン

  • 編集の話

    編集のスキルや考え方についての話などを書いています。

  • 赤ちゃんの観察

    赤ちゃんを観察して発見したこと(素人の新米ママの考察にすぎませんが)を書いてみます。

  • インクルーシブ公園

    インクルーシブ公園とは、障がいのある子どももない子どもも一緒に遊べるように工夫された公園のこと。子連れでインクルーシブ公園を訪問したレポートをまとめていきます。

  • 本の話

    妊娠・育休期間中に読んだ本の話を中心にしています

最近の記事

「男は育児をもっと頑張れ」に疲れてしまう男性たち

昨日「ママ向け育児情報に、夫が傷ついている」という記事を上げました。今日はその続きです。 積水ハウスさんが先日公開した動画で”昭和・平成・令和の60年の父親像の変遷を、リアルに再現して振り返る”という企画がありまして。 「当たり前だと思っていた価値観も時代によって変化する」とか「男性の育休取得を後押しする」というメッセージもいいと思ったし、家の宣伝じゃないことにここまで力を入れているのもすごいし、映像自体もとても良くできていたので、悪気なく夫にシェアしたんです。 そうした

    • ママ向け育児情報に、夫が傷ついている

      我が家の2歳次男は、今がおそらくイヤイヤ期の絶頂。 名前を呼ぶと「いやだぁ」と食い気味に返され、家ではオムツはかない、着替えない。外ではベビーカー拒否で抱っこを一貫して要求し、時に暴れて猛獣と化す…。という感じの日々です。結構メンタルと体力が削られてます。 しかし、私以上に夫が参っているようです。 先日朝起きた時にこんなことを言われました。 「昨日の夜、前教えてもらったhisakoさんのイヤイヤ期についての動画を見た。見てたら涙が頬を伝って流れたよ。hisakoさんは素

      • マティス展に行って考えた(ピカソとマティスとキングダム)

        「この絵は醜いですか、それとも美しいですか?」小学1、2年生の頃、私は海外にいて、インターナショナルスクールに通っていました。ある時、先生が一枚の絵を持ってやってきて、「これを醜いと思うか、美しいと思うか?」と尋ねる授業がありました。 私は英語がさほどできなかったので、議論の細かい内容までは理解できていません。でも、「この絵は美しい」と先生が言わんとしていることは、だいたい伝わってきました。 頭ではわかったのですが、どこか受容できない自分がいました。 「この絵を美しいと

        • 【子どもの観察】「イヤイヤ期」の正体について考えてみた

          3年くらい前に「なぜ赤ちゃんはスクワットで寝るのか考えた」という記事を書いたことがあるのですが、それが今も読まれ続けておりまして。 こういう王道の子育てテーマでまた何か書いてみたいと思い、今日はこれです。 「イヤイヤ期」 うちは下の子がいま1歳8カ月。そろそろです。2023年は彼のイヤイヤ期とガッツリ向き合う年になるであろうと思うと、武者震いします(イヤイヤ期は一般的に2歳がピークと言われています)。ちなみに上の子(3歳8カ月)は、いまは「なぜなぜ期」に移行しております

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        記事

          プチ体調不良が続き、メンタルに来て、最後にコロナになった(私の2022年)

          3日前にコロナ陽性が判明しました。 こんなことになるとは…。家に1週間1人で閉じこもって年末年始を過ごすことになりました(泣)。 思い返せば4月に復職して依頼、プチ体調不良がつづいており、秋にはメンタルに来るようになっていたので、とにかく体力が落ちていて、コロナにもやられたのかなと。長期休みに体調を崩す典型的なパターンですね。 せっかく家に誰もいなくて時間があるので、2回目復職後の8カ月を振り返ってみようと思います。 (2人育児しながら復職する方に、リアルな現実の一例とし

          プチ体調不良が続き、メンタルに来て、最後にコロナになった(私の2022年)

          1年間の"サバティカル育休"を経て、「自分企画書」ができました

          4月に次男が保育園に入園し、1年間の育休が終了しました。 1回目の育休の時のように、今回も振り返りを残しておこうと思います。 2回目の育休はコロナ下で、かつ私自身の節目の年齢(40歳)を迎えたこともあり、外でアクティブに活動するより、自分の内面を整理して、今後を考える期間に充てました(なので"サバティカル育休"と呼んでみました)。 「自分が本当にやりたいことって何?」 「ますます有限になる時間を使って、やる価値があるのはどんなことだろう?」 色々なプログラムやワークシ

          1年間の"サバティカル育休"を経て、「自分企画書」ができました

          育休中に大人と話す時間がなくなってしまったママへの処方箋

          あなたにこれまで何でも腹を割って話し合ってきた友人がいるとします。そんな友人と子連れで会った時(自分が子連れでも、相手が子連れでもいいです)、あれ?と思った経験はないでしょうか。 会っているのに、これまでのように話ができない。 本当はもっと話したいことがあったのに、全然そこまで行きつかずに入り口のところで終わってしまった。 その要因は、子どもに頭のメモリーを取られているからです。 子どもというのは、常に「私に注目して!」とアテンションを要求する生き物です。大人が自分の

          育休中に大人と話す時間がなくなってしまったママへの処方箋

          そのとき息子は恋人のような笑みを浮かべていた

          「息子とデート」などとSNSに書くと、昨今はジェンダーの観点から「けしからん」となるらしいので、こういうタイトルも良くないのかもしれないと思いつつ。 自分自身がそう感じたのは事実なので、子育てのいち記憶として書き残しておこうと思います。 エピソード1 恋人の笑み  時はさかのぼってちょうど2年前。長男の育休が終わりかけようとしていた頃で、ちょうど1歳になる前くらいでした。 午後のお散歩から帰ってきて、ベッドの上で長男をあやしていたらそのまま寝てしまい、私も一緒に寝落ち

          そのとき息子は恋人のような笑みを浮かべていた

          2枚のポストカードから「仕事の時間、子育ての時間」を考えた

          突然ですが、これは我が家のトイレに飾ってあるポストカードです。 5年前のパリの新婚旅行で手に入れたものです。夫が「Life is Short」の方を、私が飼い主と犬のイラストの方を買いました。 今日は、この2枚のポストカードから話を膨らませたいと思います。 当時は深く考えることなく、夫婦でそれぞれ気に入ったものを買っただけでした。でも、子育てを始めてから、この2枚が同じテーマで真逆のメッセージを発信しているように見えてきたんです。 そのテーマとは「時間感覚」です。 左

          2枚のポストカードから「仕事の時間、子育ての時間」を考えた

          「真鶴出版」に子連れで宿泊してきました

          小田原近くの真鶴にある、「真鶴出版」をご存知ですか? 真鶴は街全体が半島になっている自然豊かな港町です。 そこに、”小さな泊まれる出版社”として知られる真鶴出版があります。ご夫婦2人でやっている出版社兼宿泊所です(ご主人が編集者、奥さんが宿泊業をやっている)。 夏に小田原に遊びに行った帰りに何の気なしに真鶴に寄ったのですが、いい街だなあと思って散歩する中で、ここはあの真鶴出版さんのある街ではないか?と気づき改めて泊まりに来たのでした。 ”小さな泊まれる出版社”は、本の

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          【子連れで行くインクルーシブ公園 #03】地元の保育園児がネーミング。府中の森公園「にじいろ広場」

          府中の森公園に2021年10月2日にオープンしたばかりのインクルーシブ公園「にじいろ広場」に行ってきました。 正門から公園に入るとすぐ白いフェンスに囲まれた広場が見えてきます。元々あった遊具広場をリニューアルしたそうです。 小山型のトランポリンが見えます。子どもたちが楽しそうに飛び跳ねています。 他のインクルーシブ公園でも見たような、ゆるやかなスロープの複合遊具もあります。 ちなみに、息子はこの中にたどり着く前に手前のどんぐりにハマってしまい、なかなか中にたどり着けず

          【子連れで行くインクルーシブ公園 #03】地元の保育園児がネーミング。府中の森公園「にじいろ広場」

          【子連れで行くインクルーシブ公園 #02】真っ赤なミニSLが走る「としまキッズパーク」へGO!

          インクルーシブ公園(障がいのある子どももない子どもも一緒に遊べるよう工夫された公園)に子どもと行こう!企画の第2弾です。 今回は、日本で2番目にオープンしたインクルーシブ公園、豊島区の「としまキッズパーク」へ行きました。 オープンは2020年9月だったのですが、人気で豊島区外からなかなか予約が取れず・・・オープンから約1年後の2021年10月にやっと念願かなって行くことができました。 お目当てはこれです↓↓ 九州の高級列車・ななつ星鉄道のデザイナーの水戸岡鋭治さんがデザ

          【子連れで行くインクルーシブ公園 #02】真っ赤なミニSLが走る「としまキッズパーク」へGO!

          【子連れで行くインクルーシブ公園 #01】砧公園「みんなのひろば」はどんな場所?

          「インクルーシブ公園」という言葉、聞いたことはありますか? 障がいのある子もない子も一緒になって遊べる公園のことを言います。海外ではInclusive Playgroundと呼ばれています(「インクルーシブ公園」は日本での通称です)。 日本では、2020年3月に東京・世田谷の砧公園に初めて「みんなのひろば」として登場しました。9月には豊島区に「としまキッズパーク」がオープン。その後も渋谷区や藤沢市でも次々と登場し、設立に向けたワークショップの開催も各地で進んでいます。NH

          【子連れで行くインクルーシブ公園 #01】砧公園「みんなのひろば」はどんな場所?

          育休上半期 「授乳の友」番付を発表します

          先月で4月生まれの息子の育休が折り返しになりました。そこで、育休前半を振り返りながら、勝手に「授乳の友」ランキングを作ってみました。 「授乳の友」は私の造語です。授乳中に見たり聞いたりするコンテンツのことです。赤ちゃんとの暮らしは、最初の数ヶ月はとにかく授乳回数が多い。最初の1、2カ月は1日10回以上、3カ月くらい以降は1日8回くらいになりますが、とにかく1日の中で一番長いのが授乳している時間と言って過言ではありません。 「♪げんこつ山のたぬきさん ♪おっぱい飲んでねん

          育休上半期 「授乳の友」番付を発表します

          夫婦コーチングを受けてみました

          先日、夫婦コーチングなるものを受けてきました。 「夫婦」といっても2人で受けるカウンセリングのようなものではなく、ママ(妻)向けのプログラムです。 親子向け・ママ向けのイベントを多数開催しているNPO「ふれあい子育てサロンスイミー」さんのプログラムの1つです。前々から気になるテーマだったのですが、主催の方と夫婦共々知り合いなので、「夫のこういうことで悩んでいます」と赤裸々に話すのが気恥ずかしく、迷っていました。が、意を決して参加してきました。 ちなみに、我が家の夫婦関係

          夫婦コーチングを受けてみました

          【本の話】がんばりすぎる優秀な女子の、落とし穴。「なぜ女は男のように自信が持てないのか」

          2015年の本なので、新しくはないのですが、知人がSNSで紹介していて手に取りました。 昔からよく友人に「もっと自信を持ちなよ!」と言われてきました。 社会人になった後も「キミならどこに行っても大丈夫でしょ!」と同僚たちは言ってくれるのですが、とてもそんな気がしない…と思って転職活動など考えることもなく、同じ会社に勤めてきました。 「どうしたらもっと自信を持てるのだろう?」 「他の人たちは、なぜあんなに自信があるのだろう?」 そこにこのタイトルが響きました。 本の著者

          【本の話】がんばりすぎる優秀な女子の、落とし穴。「なぜ女は男のように自信が持てないのか」