おせち考
小寒
お正月三賀日にも終わって、仕事はじめ。
そして今日は、もう小寒です。
やっとゆっくり、おせちのことを振り返ることができそうです。
毎年作りながら、終わったそばから反省をして
来年のおせちはこうしようと思うものの
たいていは忘れています。
ということで書き記しておくことにしました。
カバーのおせちは昭和50年代前半のもの。
今となっては記憶は定かではないものの
多分、何かのお祝いがあったのだと思います。
祝い鯛に、ムール貝までありますから。
近いうちに母の手帳でも探して、いつなのか確認をしたいものです。
そしてこれは今年のもの。
今年は、ちゃんと頑張りました。
煮〆を煮ぐいにするか、がめ煮にするか迷っているうちに、思うようなものができなかったので、来年はしっかりおいしい、がめ煮がんばります。。
緊張感
誰かにおせちを頼まれると、緊張感を持って取り組める。
素材選びから、下ごしらえ、そして安全な調理。
味付けに、盛り付けにと、神経を張り巡らせながら
縁起のいいのものにするのに数も並びもしっかり考える。
とってもいいことだとつくづく思う。
段取りが大事だね。
段取りがだんだんよくなって、手際がいいと仕事が進む。
秋から仕込んだものや、前もって下準備ができていると段取り良くできる。
短時間で作り上げることができると、それだけで気分がいい。
家族が減って
それでも、仕込むこともほぼ変わらない仕事。
やっぱり、内容は変えたくないと思う。
だって縁起物だから。
昭和も、平成も
作っているものはほぼ変わらない。
それが我が家のおせち。
くわいと、ゆりねはいつも迷う。
でも小さい頃から食べたことがないものはなかなか作るのにハードルが高い。ということは、やっぱり作り続けることが大事なんだと思う。
伝統を守るって、簡単でなかなか大変。
それでも毎年の積み重ねでしかできないんだと思う。