【スッキリ疑問解消】運動も食事制限もしているのに太っていく原因とは?
定期的な運動を始めた!
昔よりも甘いモノは減らしてる!
なのに何で体重は減ってないの!?と、もどかしい気持ちになった経験がある人は多いはず。
そのような人は、もしかしたらアレが足りていないのかもしれない。
今回は、運動や食事制限以外で、体重の増減に影響を与えている第三の要素について詳しく解説していく。
*
結論から伝えると、運動や食事制限をしてもなかなか体重が減らない人に不足しているかもしれないアレとは『睡眠』だ。
私たちは睡眠時間が不足すると、ダイエッターにとっては嬉しくない2つの仕組みにスイッチが入る。
一つ目は“インスリン抵抗性”。
インスリンは膵臓から分泌され、食後に上昇した血糖値を下げる役割を担っている。
これはいたって正常な反応だが、細胞がインスリンへ反応しにくくなる(=インスリン抵抗性)と良くない状況に陥る。
すなわち、脂肪蓄積の促進だ。
インスリンは前述した血糖の吸収以外にも、脂肪の蓄積を促す指令も行っているのだ。
したがって睡眠不足は、インスリン抵抗性によって膵臓がいつも以上に頑張って多量のインスリンを分泌しなければならなくなり、その結果、脂肪が燃焼しにくくなると言える。
*
二つ目は“食欲コントロールの混乱”だ。
厳密に言うと、食欲をコントロールするホルモン(例えばレプチン、グレリン、ペプチドYYなど)の分泌メカニズムが混乱する。
もちろんこれは、あなたの胃袋をなかなか満足させず、必要以上に食べ物へ向かわせる可能能がある。
「いやそんなことは絶対にない!私はきちんとカロリー制限をしているんだから!!」と、反論したい人。
世界的に行われてる様々な調査から、どのくらいのカロリーを摂取したか思い出す場合、自分自身の直感は信じない方が良いことが示されている。
ほとんどの人が、直感より多くカロリー摂取していることが分かっており、人によっては1/3ほど低く見積もる人もいるようだ。
(これは約一食分を丸々無視していることになるw)
ということで、睡眠不足によって脳による食欲コントロール能力が乱れれば、直感がどうであれ、過食気味になる可能性が高い。
*
いかがだろう?
もし理想の体重や体脂肪率を目指して、運動や食事制限をしているのなら、その努力を無駄にしない為にも、適切な睡眠時間を確保するべきである。
これまで私が様々なデータや専門書で見てきたところによると、7時間から8時間半の間が、最も適切な睡眠時間として推奨されていることが多いので参考にしてくれ。
(中には6時間以上というものも少数あった)
また睡眠は、時間だけではなく質も重要だ。
平日・休日関係なく、起床と入眠の時間をできるだけ統一し、寝る2時間前までにはお風呂に入り、ベッドに入る直前まで明るいディスプレイを見続けないように心がけよう。
健闘を祈る!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?