君の死を知ってから【2】

自死が周りに与える影響：一個人として、友人として

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桜
サクラ
風に吹かれて
地を走る花びら
やにわに泣けてくる

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まるで吐き気のように突然襲ってくる
嗚咽と涙
もう君が
僕の人生に関わって来ないなんて

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言ってくれれば力になれることがたくさんあったはずだ
無力で鈍感な僕を殺せばよかったのに

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わかってる
君は言って来やしない
だからこそ
しつこいほど聞くべきだった

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ヤツが滅入ってる時
「ひとりだと思うなよ　ボケ！」
と　電報を打った
「恥ずかしくないのか」
と　君は笑ったくせに

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自分で壁を作っといて
壊して入って来るヒトを
首を長くして待ってたような

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神様
どうか彼を叱ってやって
大バカ者と
そして
どうか抱きしめてあげて
どうか
お願いします

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知った風な事を言われるのは嫌いだろうから
みんな知らん顔してたんだ
むせるように笑う君が好きだから

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周りを綺麗に片付けて
計画的にみえるけど
実はまた
戻れる気がしていたんじゃないの？

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ヒトにしがみつくくらいなら
ひとりで泣いた方がラク。
人前でおちゃらけて
半分本気で
なんてかわいいクセモノか