見出し画像

1on1に引け目を感じる方へ


「いろんな人とつながりたく1on1したいのですが、何者でもない自分に時間を割いてもらうのが申し訳ない。何か与えられるものがあればよいが、何も…」


私が組織開発プログラムを提供している、とある企業の受講生のお悩み。

「すっごいわかる!」とつくづく思います。

私も以前は、「何か与えねば!」と意気込んで1on1をしたり、「やべっ、自分だけもらって何も与えられなかった」と反省したりの日々でした。

そんな私が、今では毎日誰かしらと1on1を行い(先月は一週間で26名の受講生と1on1を行うこともありました)、「ああ、幸せだなぁ」と悦に浸った日々を過ごしております(笑)。

きっかけは12年前に出会ったコーチング。現在はそれを生業にして、企業向けにチームビルディングや支援型リーダーシップの醸成、個人向けには、やりたいことを体現するコーチングを行っています。

1on1で与えるもの

「相手に何も与えるものがないから、私と話す時間を取ってもらうのは申し訳ない」という受講生には、以下のように返しています。

「問いをプレゼントしてください」

「どんなお仕事されてますか?」「印象に残っているエピソードは?」「そこから得たものは何ですか?」など。

「問い」は、お相手が自己理解を深めるための大きなプレゼントです。

自分のことを自分の言葉で発することで、内省が深まり、頭の中が整理されます。

何度も話すうちに、お相手は、自分の強みや自分が大切にしていること、自分の興味関心が、言語化により明確になります。

自己理解が深まることで、お相手は今後の人生に自信をもって、充実した日々を送ることができるかもしれません。

どうでしょう?あなたはお相手にステキなプレゼントを与えられそうではないですか。

「問い」に自信がない

とはいえ、途中で問いがでてこなくなり微妙な雰囲気になりそう。質問が思い浮かばないんですよ。

そんな方は、以下の2つだけ覚えるとよいかと思います。


「具体的には?(例えば?)」
「他にもあります?」


この2つの問いは、とても威力がある効果的な問いだなと思います。
「具体的には?」で深堀り、「他には?」で別の視点を提供し、内省を深められます。

しかも、シンプルで覚えやすい。

この2つの問いを武器に、「問い」をプレゼントすることができれば充分。お相手はあなたとの会話に満足するでしょう。

「問い」以外に与えられるもの

これだけは物足りない!という方は、以下も参考にしてみてください。

私は、人が幸せになる要素の一つに「貢献感」があると考えています。誰かに貢献していると感じることで、充実してる!幸せ!と思える。

この「貢献感」をお相手にプレゼントするのも意識してみてください。

1on1していて、自分がお相手から学んだ、気づきを得た、同じように感じたなどあったら、それを口にするとよいと思います。


「○○という気づきがあった」
「元気がでた」
「私もそれをやろうと思います」
など。


それによって、お相手は「話してよかった!」「役に立った!」と貢献感を得ることができます。この時、感情は悦に浸り心地よい!と感じるかもしれません。

ぜひ、感じたことをそのまま口にする。やってみてください。

私の想い

こういった会話がいろんなところで自然とされるようになったら、みんなが自己理解が進み、自分に自信をもって、自分が主人公の人生を歩めるだろうなと思います。そういった世界を目指し、日々、企業向けには組織開発を、個人向けにはコーチングを提供しています。

もし、ご興味ある方は、X(twitter)にDMまたは、下記のサイトをご参照ください♪




いいなと思ったら応援しよう!