あの扉の向こうに『もうすぐ行くよ』
あの扉の向こうには
「
ここを抜けたら
きっと会えると信じて
この険しい森を歩いてる。
流石に息切れしてきたし
そう若くもないから
走り抜けるのは無理。
でも着実に
前を進んでいるから
ここまで来れたんだ。
キミのあの日から
止まったままの針は
もう動いていますか。
ボクの時計には
キミの針はもうないけど
残されたままの短針は
ゆっくりと動いている。
きっとキミじゃない誰かに
『もうすぐ出逢うよ』
そんな気がしている。
迷いながらきっと
その針を拾うんだろう
その針と時を進めるんだろうな。
あの別れがあり
別々にお互いの針が前向きに
進んで行けたのなら
あの想い出は悪くはなかった。
そうきっと想いたいんだ。
」
そんな『もうすぐ行くよ』お互いの幸せが手に入ると信じて進む道への物語。。