本「はぐれ又兵衛例繰控 4 密命にあらず」
坂岡 真著。
オーディオブックにて。
もうシリーズ4作目。
楽しい。
毎日、又兵衛!(主人公の名前ね)
このキャラ設定がいいのよね。
与力。でも内勤。
(内勤の与力が主役って本当に斬新)
暗記力、記憶力がすこぶる良い上に
剣の腕が素晴らしい。
でもあまりそれは知られていない。
出世には興味ないし
他の人のことも興味ない。
でも、そんな又兵衛くんが
奥さんを迎え
義父母と暮らすようになって
だいぶ変わってきたのよね。
無関心だった他人のことも
関わるようになってきて。
小説の醍醐味ってさ、
主人公たちの成長ぶりを
第三者の立場から見ることができる。
今回は、又兵衛のお父さんのことが出てくる。
え?!辻斬りで死んじゃったんじゃなかったの?!
思いがけない物語の展開。
うまいなー
すごいなー
著者、天才!!
又兵衛が、「父上、本懐を遂げました」と
亡き父親に報告する場面。
泣きそうになったわ。
ん?泣いてたかな。
さーて、次作も楽しみだ!