仏陀の誕生日・花祭りに愛の告白を💖
日本書紀によれば、推古天皇の十四年、元興寺の大仏(飛鳥大仏)が開眼したのを機に、各寺院で、春の灌仏会(花祭り)と夏の盂蘭盆会を行うようになりました。
4月8日は、仏誕会・潅仏会・花祭り、です。
バレンタインデーより、純愛を告白😌💕するのに、ふさわしいかもしれません。
いろんな花御堂をコラージュしてみました。
誕生仏に、あまちゃ、を注ぎます。
恥ずかしながら、四天王寺にお勤めするまで、あまちゃを知りませんでした。砂糖いりのお茶を注いだら、べたべたするやろな、ぐらいのことしか思わない、愚か者でした。
恥ずかしながら、花御堂も知りませんでした。
亀井堂で、花御堂はどこですか、と質問されて、はてそんなお堂はあったのか?
四天王寺では、六時礼賛堂前に、花御堂を出されます。
あまちゃも、生まれて初めていただきました。
南無。
亀井堂で、お詣りの方から、突然、もうひとつの四天王寺はどこにあるんや、とおたずねいただき、え、と絶句したことがありました。
よくよくお話を伺うと、一心寺さんのこととわかりました。一心寺さんも四天王寺も同じ寺やと、思い込んでられたわけで。一心寺におまいりしても、天王寺行ってきたとお話されるんでしょう。たしかに、もより駅は、どちらも、天王寺駅です。
一心寺は、法然が夕日を礼拝する庵を結んだ場所から生まれた、お寺です。
四天王寺の西、すぐ近所です。
納骨されたお骨を集めて創る、骨仏が評判になり、四天王寺におとらぬ信仰を集めています。
古くから文化活動にも力をそそぎ、若い人達に企画をゆだね、バラック小屋からはじまった演劇人形劇の会場も、立派な中規模シアターになりました。
断酒の神様、本田出雲守の墓も、ここにあります。
下手な写真ですけど、撮影はみなみ。
四月八日は花祭り。お釈迦様の誕生日。
四天王寺さんも、六時礼賛堂で甘茶のお接待をしてくださいます。
お供養のしめくくり、亀井水の経木のお流しを終えると、大阪の方はせっかちで、さあはよかえろ、と去ってゆかれます。
花の季節、亀井堂から東へ、ちょっと散策していただくと。
巌上のお不動様の桜。この岩の台座は、戦前、巨大亀に象がのりさらに普賢菩薩が乗ってられた巨大仏像の台座でした。大仏は戦時中の金属供出で失われました。
東大門の手前の弁天池をとりかこむ、桜。
本坊庭園のなかには、白蛇様の小さな祠があります。一心大神、と呼ばれ、熱心な信者さまの講があります。白蛇様は弁天様のおつかい。一心大神の講のみなさんが、もとは下の池とよばれたこの池に、弁天堂を寄進されました。
せっかくのお詣り、広い四天王寺境内を散策してください。