【人材】“真面目で優秀”と“真剣で本気”は全く違う
CAPSULEは現在120人規模で推移してます。僕は立場上ここからどうしたらさらに上のフェーズに行けるかを常に考えています。既存の事業を拡大するのか、新規の事業で始めて売上を増やすか。そう考えるときに“やっぱり企業は人なり”ということで人材についても同時に考えます。“真剣で本気”な人がどれだけいるのか。成長し変化し続けられる人材がどれだけいるのか。
CAPSULEの成長
僕が入社してから4年で売上が10倍ほどになり、2019年末に作成した今年の当初の計画では売上増加を狙っていました。しかしながら、年初からのコロナウイルスの影響で、下方修正をせざるを得ませんでした。それでも去年の横ばいを狙って会社全体で日々邁進しています。現状のコロナウイルスの状況を考えると、去年との横ばいになるだけでもむしろキャッチアップできたと言えると思っております。
一方でいつも通り【ピンチはチャンス】の精神で、このタイミングで力を溜めて爆発させようという動きをとっております。そのひとつとして、global部門のPullチームではサービスサイトを制作し始めました。
4月ぐらいから着手して、情報発信をメインに現地ローカル情報記事や具体的なクライアント事例を増やし、今では安定運用フェーズに入りつつあります。PDCAを回しながら軌道修正して最短距離で走っています。直近ではコロナの影響も受けながらも可能な限りダメージを最小限に食い止めながらも、今できる種まきを着実に進めています。こういう事が最短のスピードで実施できているのもやはり人材ありきなのは言うまでもありません。
そして「ピンチはチャンス」、これはCAPSULEで経営をしながら今まで何度も言ってきた言葉だし、実際にピンチをチャンスにしてきたし、もっと言えばあえて自分たちでピンチを作って、チャンスにも変えてきました。コロナウイルスは外的要因なわけですが、今回も確実にピンチをチャンスに変えるために日々邁進しています。
CAPSULEの知名度にともない応募も増加
前置きが長くなりましたが、特に台湾でのCAPSULEの知名度は非常に高くなってきており、正社員募集でもインターンプログラムでも有難いことに多くの応募をしていただけるようになりました。売上が伸びて今の状態になれた一つの要因は、やはり人材であり、今も重視しています。
先日もインターンプログラムの採用イベントを行って、200名以上の方からの応募をいただきました。本当に嬉しいことに、優秀な人の応募も以前と比べてとても多くなっています。今回はその中から数名と一緒に働くことになりました。ちなみにインターンプログラムは毎月UP or OUTの判断が決まります。もちろんUPの場合には給料も上がるので頑張って経験を積んでほしいです。最終的には一緒に正社員として働く人が現れると嬉しいです。
ただその一方で、課題に思っていることは、“真面目で優秀”なだけでは足りなくて、一緒に働きたいのは、“真剣で本気”な人たちです。“真剣で本気”があった上で、そこに追加で真面目で優秀であればさらに良いと思ってます。以前は、誤解を恐れずに言えば“真剣で本気”なだけで優秀さは伴ってないような人たちでした。それでも“真剣で本気”なのでCAPSULEの成長とともに育って成長できる人たちだったし、ニワトリ卵かもしれないですが、そういう人たちが中心にいたからこそ、CAPSULEは成長していきました。
最近は、こんなオフィスに引っ越したからか、大手とか立派な安定した企業だと勘違いされがちです。しかしながら僕らは、まだまだまだまだベンチャーです。まったく安定してません。むしろ今こそが勝負どころです。勘違いするのは理解できます。お洒落なオフィスに自由そうな人たちが楽しそうに働いている。平均年齢26歳で若いですしね。でも良い意味で本当にまだまだ大手だとか安定とかではない。実際にはUP or OUTの厳しい土俵で、前例が少ない市場や事業で戦っており、経営者としては現金も気にしながら頑張っているのが現状です。
自分の人生に真剣か本気か
大前提として、面接の30分ではお互い全てをわかることは無理だと思っております。そんな面接で、最後に見るのは真剣なのか、本気なのかです。それは自分の人生に対して本気でも良いし、CAPSULEに対して本気でも良いです。本気で自分を成長させたいか、本気でCAPSULEを一緒に作りたいか、そういう人と一緒に働きたいと思っています。
僕もベンチャー企業で働き、そして辞めてもきました。そのため一生一緒に働いて欲しいとまでは思いませんが、せめて自分の人生に“真剣で本気”な人が良いですね。そういう人と一緒に働けばお互い楽しいと思うし、辛い時でも一緒に乗り越えられると思ってます。真面目とか優秀であるだけでは足りない。“真剣で本気”な人は見つけるのは簡単ではないですし、実際にこの規模になると2割ぐらいの人が“真剣で本気”であり、“真面目で優秀”な人たちが8割ぐらいなのかなとも思います。この2割の比率をあげていきたいので、元々そうでなくても、入社後にマインドセットしていくのもマネジメント側の役割だと考えています。
真剣で本気な人は、よほどコンプレックスがあるかどうか、死にそうな体験などをして人生の大切さを知っているかどうか、成功体験をして自分を変化させられる気持ち良さを知っているかどうか、そういう人間味のある人が多い傾向にあります。その意味では、もちろん真剣で本気な人は非常に少ない。だからこそ、真剣で本気な人と出会えたら、僕は個人的に嬉しいし一緒に成長したいと思います。また20代は真剣で本気であることに損はないと思うので、そういう気づきも与えていき成長を促したいとも思います。
4年前のまだまだアーリステージでは真面目で優秀な人も真剣で本気な人もともになかなか獲得できませんでした。代表の埴渕は焼肉屋さんの従業員をスカウトして人材獲得をしたことさえもありました。僕自身も以前は特に何かを教えるではなく、育てるという感覚の方が強かったです。個人的には、人にものすごく興味があるため。ある意味僕の能力的にはそんなステージも合っていたとも言えます。育てながら教えながら結果を出して、組織の力でCAPSULEは戦ってきました。
ただ僕だけが、がむしゃらではもともこもないわけです。キャリアもないけど、絶対成長したいからという本人の意気込みがあるからこそ育ちます。そこに本気な人たちがリードすれば環境も整って結果も伴うわけです。今も優秀な人以上に“真剣で本気”な人たちと一緒に戦いたい。
本気で働くメンバー
月イチの全体朝礼で優秀部門のMVG(Most Valuable Group)を発表しました。この企画自体は今回が初めてで、さらには事前告知なしでの実施でした。
1位はGame部門だったのですが、発表された後には半分ぐらいの人たちが泣いてました。それだけ強烈なプレッシャーの中で本気でやっているわけです。さらには会社としてノウハウは十分溜まっていますが、皆んなが皆んな経験がある状態で入社してくるわけではないので、常に個人単位でも会社単位でも挑戦しながら走り続けています。私が会社の売上を支えてますぐらいの意気込みでやってる人たちばかりです。
自慢に聞こえそうですが、誤解を恐れずに言えば、ゲーム部門を作り上げたのは元々僕でした。今では手離れしていて本当に頼もしいメンバーがそろっております。荒削りなチームから繊細で堅実な部門に変化しています。さらに今も部門として挑戦を続けています。
今回のMVGを見ていると、僕自身もまた新たに事業を立ち上げて結果と人材と本気の部分でゲーム部門を超えるチームを作り上げたいなとまで思ってしまいました。そういう性なんでしょうね。
目先のアクションとしてはクロスボーダーでインバウンドなどをしているBrand部門を強化してスケールさせていきたいと思います。もちろん上記以外の部門を含めた会社全体も見ていくわけですが。その後にはゲーム部門などを超える新規事業としてたこ焼き屋でもやろうかな(唐突w)
CAPSULEサービスサイト
最近はCAPSULEのHP以外にサービスサイトを制作しております。上記のこのサイト内ではPRチームや各部門のメンバーが記事を発信しているので、ぜひ読んでみてください。
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亀貝康明
台湾在住。
CAPSULE Inc.取締役。
主に中華圏やアジアを中心とした海外生活や海外ビジネスに関して発信中
プライベートでYouTubeチャンネルも運営しているので気が向いたら見ていただけると嬉しいです。
Twitter→https://twitter.com/kamegai_capsule