全米起業教育No.1、バブソン大学の教え、その3
オックスフォードを凌ぐ起業家教育全米No.1バブソン大学の先生のセミナーに参加してきましたシリーズ第3回です。第1回、第2回の内容は、よかったら下のリンクからご覧ください。
バブソン大学のFMEという名物授業では、これら9項目について学びます。
・自己管理
・シミュレーション
・フォローアップ
・対話
・データと直感の両方
・お金の管理
・客観的な自己理解
・リーダーシップの実践
・失敗って最高
授業では例えばまず5ドル渡されて、期限内にどれだけ増やせるかをチャレンジします。
必ずしも5ドルを元手にしなくてもよく、先入観なくゼロから増やしても良いです。例えば車を持っているなら、広い大学の校内で端から端まで走る「校舎内白タク」をやってもいいし、楽器を演奏できるなら「バンド」を始めても良いそうです。
何もないところから始めようとすると、盛大なものをやるために計画しがちです。今あるもので、何ができるかを計画して進める学びです。
授業のポイントは学生同士のフィードバックです。「君よかったね。」が最悪のフィードバック。どれだけ建設的批判、もっと良くなるんだよという改善提案が授業の評価につながります。
その1、その2でもお伝えしましたが失敗を重ねてチャレンジすることで仕組みを学びます。
さらに何をどうやるかではなく、何がやりたいのか、どう生きたいのか。
バブソン大学の授業で本当に教えているのは、「物事の捉え方、世界観」であり究極は自己理解なのです。
最後に、授業のキーワードは「感動」とおっしゃっていました。
人は絶対生きているうちに感動したい、人生は楽しいんだ!Vivid(鮮やか)に感じようぜ‼️
心から感動するために必要なのが自己理解です。
自分を理解して、自分の人生の舵を取って生きようぜ!と教えると、学生の目の色が変わるそうです。
日本でも、起業家教育が広まりつつあります。自分の人生の舵はいつからだって、どんなやり方だって取れると学んだ素敵な1日でした。