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ダイエット入院14日目 〜バカボンのパパ〜

2022/10/24(月)

○マイナス感情はどこへ?
私が長年闘ってきたテーマのひとつの答えが、今日分かった。

そのテーマとは、「自分のマイナス感情はどこへ向ければいいのか?」ということである。



人の悪口を言うのが嫌いで、感情を露わにするのも嫌い。

だから一番スマートな解決法を実行するだけだった。
(例えばその人に関わらないようにするとか、気にしても仕方ないと考えるとか。)


それは私ができた人間だからではなく、悪口を言うとか感情を露わにするのはコスパが悪いと思っているからだ。

悪口や気性の激しさを表現することは、自分が後悔してストレスになると同時に他人からの評価が下がり、自分にとってデメリットだ。

つまり人から良く見られたい格好つけなのである。



○マイナス感情は自分へ

しかしそのマイナス感情は、理性とともに消えはしなかった。


そして自覚しない形で自分に向けられていた。
(絶対私への評価が下がらない家族や主治医などに泣きつくことはあったが。)

それが過食であり、エスカレートすると自分を傷付ける形となって。


しかしその構図が分かってからも、ではマイナス感情をどこへ向ければいいのか?が分からなかった。




○「気づき」「認める」

それが今日分かったということだ。

マインドフルネスのいうところでは、マイナス感情はどこに向けるかではなく、それ自体に俯瞰した目線で「気づく」ことが一番大切だそうだ。


つまりどんなマイナス感情をどれくらい量持ち、どう感じているのかに気づくという感じで。

そしてその感じを「私はそう感じているんだねー」と、いい/悪いの判断をせずにただ認める。

(マインドフルネスでは、さらにその自分を受け入れマイナス感情の起源を検証し客観的に自分を見る、などの過程を踏むらしいが、まだそこまでできない。)




○どうすれば?ではなく、どう感じているか?

マイナス感情に気づくなど当たり前のことかもしれない。

しかしよく考えると私は、そのマイナス感情が生じた状況に対して「(格好いい自分でいるために)どうすればいいか?」しか考えず、「自分がどう感じているか?」に目を向けてなかった。

自分の感情とダメージに向き合ってなかったのだ。


○気づきのデトックス効果

一般的にはマイナス感情を外に出すことで、どれくらい悲しいとか怒っているとか気づく(=自分の感情とダメージに向き合う)こともあるし、泣いてデトックスする人も多いだろう。


しかし私にとって自分がどう感じているかに気づくことが、怒ったり泣いたりするのと同じくらいデトックス効果があると思う。

直感的にすっと納得する自分が想像できる。

過去の出来事を思い出しても、あのとき自分の感情に(向き合い)気づけていたら過食に走らなかったと思える。

なぜならもやもややイライラの原因が分からないことで過食に走るからだ。

(もっと説明しないといけないが、うまくできない。)


そしてそのワンステップがあるだけで、(これしきで)怒っている自分や傷付いている自分、つまり格好悪い自分を晒さなくていいというデメリットがある。

それ自体格好悪いことには変わりない。笑



○今日分かったこと

今日分かったこと、それは私にとってマイナス感情は何かに向けるものではなく、それに気づき認めることが一番の処理法だということだ。



できれば将来的にマイナス感情をコスパとか言わずに、うまく処理できる格好いい大人になれたらいいと思うが...


まあ、それはまだ先のことだろう。


○「自分を大切にする」
今日私のテーマに対するひとつの答えが見つかったことで、まるで扉が開いたようにある言葉の意味が分かった。


それは「自分を大切にする」という言葉である。


以前は自分を大切にすることは、わがままに振る舞うとか自分に甘くするということに思えて、なかなか受け入れられなかった。

しかし自分を大切にするということは、自分の感じているものに(できればより詳細に)気づき、その自分を慈しむということだと分かったのだ。


今から6年ほど前、前の主治医から教えてもらった言葉がある。

それはバカボンのパパの言葉だ。


○バカボンのパパの言葉


自分とふたりっきりで暮らすのだ
自分のパンツは自分で洗うのだ
自分は自分を尊敬しているから
それくらいはなんでもないのだ

自分がニコニコすれば
自分も嬉しくなってニコニコするのだ
自分が怒ると、自分は怖くなるので
すぐに自分と仲直りするのだ

自分はとっても傷つきやすいから
自分は自分に優しくするのだ
自分の言うことさえ聞いていれば
自分は自分を失うことはない

自分は自分が好きで好きでたまらない
自分のためなら生命も惜しくない

それほど自分は素晴らしいのだ



今日は自分にとって、とても大きな記念日になるだろう。

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