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ダイエット入院26日目 〜正論とお花畑から〜

2022/11/06(日)

かつて私は病状が悪く寝たきり状態だった。

寝たきりのまま空想のお花畑で生きていた私は、外から世界を見ていた。


悩む姉に私は外から世界を見て「〜したらいいのに。」と正論を言っていた。

解決策はシンプルだと。(そんなに嫌なら仕事を辞めればいいとか。←酷いな。)

私が正論を言うたび、姉から「カメは何にも分かってない。」と言われてきた。



その私が元気になる中で、少しずつ内の世界に馴染むようになった。


そして姉の言っていたことが分かる部分も出てきた。

人とのつながりがあるからこそ、正論や自分の純粋な気持ちだけで物事を決められない。

みたいなことだ。


また一方で寝たきりのときに培われた空想癖が、内なる世界で生きることをじゃまする。

ちょっとした一言や出来事で私は即座に妄想のループに埋もれてしまう。

例えばこの穏やかな病棟のごく限られた人とのつながりだけでも、脳を酷使し勝手に疲れている。



人とつながりたくない。
世界を外から眺め、ずっとお花畑に住み続けたい。

といまだに思う。



でも私はもう内の世界の住人だ。

病棟での人とのつながりは断てても、大切な人や大好きな人のつながりは絶てない。


かつてのように大切な人、大好きな人たちから守られるだけではダメだ。

この内の世界で、彼らを守りながらときに反発し合いながら幸せに生きていくのだ。



だからこそ内の世界で生きるのは難しい。



今、退院後の週間ルーティンを作っている。

土日は空白のままだ。

今まで土日はパートナーと過ごしてきた。
そして退院後の土日、私はどう過ごすか決めかねている。


正論を言うなら、体調管理が最優先でどう過ごすかはそのときの状況で決めればいい、だろう。

現状はしがらみやパートナーの気持ち、私の依存、一緒にいたいという欲求、ごちゃごちゃだ。

自分の純粋な気持ちだけでは決められない。


人とつながることの正の部分、負の部分入り混じった中で、どうやって物事を決めていけばいいのだろう。

今の私には、自分を貫く確固たる意志がない。

「今考えても仕方ない」というおまじないの言葉も、今日は発動しすぎて効力を失っているようだ。
落ち込みに抗うパワーがない。

頭の中がごちゃごちゃだ。




まぁいいか。

とりあえず深呼吸。
マインドフルネスで脳を休める。

ということを続けてみよう。




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