夜中のつぶやきとひらめき
2022/07/30(土)
眠りながら嵐の音が遠くで聞こえていた。
2:58。目が冴えてはっきりと起きた。
ブレインフォグが少し晴れたような、昨日よりまた一段活力が戻ってきたような感じがする。
それでも微熱がまたしっかりと残っている。
この1ヶ月私は、ほとんど考え事をしていない。
悩みごとをする体力もなく、頭が働かなかった。
本当に体の調子が悪かった。
パートナーと同棲を始めて次の週から1週間寝込み、パニック発作的なもの2回、過呼吸一回、普段ならありえないような嫌な言い争いもあった。
そして自分の体調を整えるために、一旦自分の家に帰ることにした。
その翌々日、体調不良で内科受診してコロナ陽性反応が出た。
それから10日間の自宅療養が始まった。
体調不良で寝込んでいたときにコロナに感染したからなのか、軽症なのにもかかわらず今までの風邪とはちがう感じがした。
体の中でウイルスと闘っているというよりも、体中が混乱しているようなもどかしい感じがあった。
そして今日、コロナ発症から23日目。
その間37.5℃を前後した微熱が続いている。
コロナが完全に治っていないようだ。
（28日(木)内科で血液検査でCRPmg/dl 0.3だったので、コロナ感染の状態ではないらしい。ただ白血球の数値が異常に高い状態。）
昨日受診した漢方内科では、微熱が続く限りこの状態をコロナの後遺症と考えていいと言われた。
この1ヶ月の療養の中で、一番困っているのは倦怠感だ。
（目が覚めた今時点では、倦怠感が減っている気がする。）
例えば37.7℃でも39℃くらいありそうな体のきつさだった。
１Ｋのこの部屋を移動するのもきつかった。
ごはんは冷蔵庫の前でしゃがんで食べた。
しっかり眠れず、でも1日中寝ているようなあいまいな時間の過ごし方をした。
一人暮らしのこの部屋で誰も助けてくれず、ぐったり1日を過ごし未知のウイルスと闘う日々は孤独で異様な感じがした。
しかしながら精神面では、一応安定していた。
隔離された状態で頭も体も働かなかったことがよかったのだろうか。
でも不思議だった。
あの状況下で心はけっこう穏やかだったのだ。
そしてそれを自覚したことが、自分のそもそもの体の不調と向き合うきっかけになった。
精神科以外に、睡眠クリニック、漢方内科を受診することにした。
自律神経がおかしいことはもう半年以上前から自覚していた。
風邪もひきやすく、免疫力や代謝も極端に悪くなっていると感じていた。
最近ではちょっとした環境の変化や天候の変化に左右されて、体が悪影響を受けることが多くなった。
例えば学生のたくさん乗ったバスとか、予想外の雨とか、初めて行く病院などが強い刺激になり、パニック発作や過呼吸などの症状として現れるようになった。
そして普段からも、体もきつくてだるいのはもちろん、めまいや動悸、吐き気を伴う頭痛、むくみや胃腸の不調など、なんだか体全体の具合が悪いというという感じだった。
乗り物に乗るとか新しい環境、人と会うことは本来私の好きなことだ。
しかし今は基本的に体調が悪く引きこもり、ちょっとした刺激やストレスも体に堪えるという状況は、外に出るのが好きな自分にとって辛い状況だ。
そしてこの状況を改善するためには、まず体の基本的な部分を治さないといけないと思った。
トラウマを治すとか認知行動療法などをしていくというよりも。
そこで、3つの科を受診することにしたのだ。
「精神科」はもちろん、睡眠時無呼吸症候群の再発の可能性も感じ「睡眠クリニック」を受診予定。
そして昨日は、体全体の不調を診てもらいたいと思い、「漢方内科」を受診した。
今までなら精神科、睡眠クリニック、漢方内科３つの病院にかからずとも、前の主治医が全てこの分野の専門家として、体全体で私の不調を診てくれていた。
改めてありがたいことだったなと思う。
でも今はこうして分散して違った視点から、精神科、睡眠クリニック、漢方内科のそれぞれの専門家に診てもらう体制がうまくいくかもしれない。
そしてそのうち病院も薬もシンプルになって、そもそもの自分の病気をコントロールできるようになっていきたい。
年齢的な衰えを感じつつもまだまだ大切にしないといけない体なので、専門家の先生の助けをもらいながら、自分でも自分の状態をベストにするための努力をしていきたい。
やはり活力が戻ってきている。
うれしい。
この半年間、自分の体調をごまかしながら過ごしてきた。
しかしこの1ヶ月家に引きこもったことが自分の体の調子と向き合う、いいきっかけになった。
悪いことばかりではなかったと思って、この不毛に感じていた1ヶ月を昇華していこうと思う。
今、自分の体調が良くなる方向に希望が持てている。
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