「やりたい」ことを「やりたくない」負荷で
意欲をそのまま行動に移すことの難しさ
「やりたいことがない」という若者が右肩上がりに増えているようで、
何か一つでもやりたいことがある、というだけで充分素晴らしいことだなと実感する今日この頃です。
さて、減少傾向真っ只中の「やりたいことがある」タイプのみなさん、
あなたのその「意欲」と「行動」は比例していますか?
そして、「行動」と「成果」は比例していますか?
言い換えるならば、
モチベーションに見合う取り組みができていますか?
そして、成長できていますか?
どうでしょう。少々耳が痛い方もいるのではないでしょうか。
意欲に従って行動できる人というのは、意外と多くないのが現実です。
「何としてもダイエットしたいから、明日から毎朝ランニングしよう!」
「フィジカル強化のために毎日ウエイトトレーニングをしよう!」
「知的投資のために、一か月で自己啓発本を〇〇冊読もう!」
こうやって意気込んだ割には取り組みが長続きしない人がほとんどだと思います。自分もそうでした。
逆に、「モチベーション⇒行動」の変換効率が高い人もいます。
そしてそれを継続させられます。
できる人とできない人の両者間では、一体何が違うのでしょうか。
私なりに結論づけているのは、
できる人たちは、「環境づくり」に長けている、ということです。
彼らは、やらざるを得ない環境を作るのがめちゃくちゃ上手い。
やらざるを得ない環境に身を置くこと。
やらざるを得ない環境を作ること。
これが意欲×行動×継続=成長を最大化する方法です。
急に何を語りだすんだと思う方もいるかと思います。
実はこのように書くきっかけがありまして、、
それは、自分が所属する団体、Arxcsでの取り組みです。
月曜朝7時からの”セレクション”
2月上旬から3月上旬まで、毎週月曜朝7時からzoomミーティングをしていました。これがめっちゃ早い、、(僕の仕事の関係でこの時間になってる。非常に感謝)
zoomのために早朝起床(しかも月曜)なんて普通に考えて頭おかしいのですが、
そんな中、眠い目を擦りながらでもパソコンに向かうことができたのは、環境があったからです。
やらざるを得ない環境がそこにはありました。
詳しい内容は控えますが、簡潔に言うならば、自分のビジョンを実現させるための自己投資の時間です。
課されたミッションを達成するために試行錯誤する環境。せざるを得ない環境。
達成未達成はそれぞれでしたが、結果はどうであれ学びと成長の質は非常に高かったと振り返っています。
「やりたくない」を強いる
心地よい範囲内での取り組みで得られる成長度合いはたかが知れてまして、
自身に何かしらの形で負荷をかけなければ、結局のところ効率が悪いわけです。
「やりたいことをやりたいペースでやる」
これでは、趣味の領域から抜け出すことはできません。
ピアニストになるような人は、1日に8時間以上練習をすると言われています。
一定の才能を持っている人でも、その取り組みがないと無理な世界です。
想像してみてください。
その道のプロになりたいという強い意志があったとして、
8時間練習の、8時間目まで、「楽しい」「もっとやりたい」と思えますか?
そんなわけないですよね。
上記の例は極論ではありますが、でも、そういうことなんだと思います。
「やりたい」ことを「やりたくない」負荷でやらなければ、成長しない。
そのための環境を自分に課さなければならない。
月並みな表現をするならば、「コンフォートゾーンを抜け出す」ってやつです。
「やりたい」ことを「やりたくない」と思うくらいの負荷で取り組む。
それくらいが、丁度いいんじゃないかと思っています。
今回は、Arxcsの活動を通して得た学びをアウトプットして見ました。
ぜひ皆さんも「やりたくない」負荷をかけてみてください。
少しだけ、いや劇的に、見える世界が変わるかもしれません。