若返りの薬草ジャム「チャヴァナプラーシュ」
47種類の薬草から作られているインドで最もポピュラーなアーユルヴェーダのジャム♡チャヴァナプラーシュのお話です。
アーユルヴェーダでいう「ラサヤナ」サンスクリット語の言葉でよく使います。インドの若返り薬といわれています。
日本では若返りというと美容で多く使われる言葉になるようですが、アーユルヴェーダでいう若返りとは「滋養強壮」肉体を構成している細胞や組織を若返らせて強くするという意味で使っています。
主成分となっているハーブはアマラキ(アムラ)という非常にたくさんのビタミンCを含んでいる果実、その量はレモンの10倍です。
その他にシャタバリ、ダシャムーラ、アシュワガンダ、ピッパリなどアーユルヴェーダでは有名な効能たくさんのハーブたち(ちんぷんかんぷんだとおもう、ごめんなさい…)を40種類以上使用して、そこに蜂蜜やギー、レーズンを加えます。豊かな甘みのなかに、少しの酸っぱさとピリッとした風味があります。
ケララ州のクリニックでは、アムラの収穫シーズンに1年分のチャヴァナプラーシュを伝統的なレシピに従って仕込みます。
栄養価が非常に高く、なにかあったらチャヴァナプラーシュというようにインドの人たちは考えています。
古代のインドの叙事詩「マハーバーラタ」(紀元前4世紀から4世紀の間に書かれたとされているインドの神話や哲学の書物。サンスクリット語です)では、古代の聖人チャヴァナによって数千年前に作られたのが始まりとされています(*´艸`*) チャヴァナとチャヴァナプラーシュのストーリーがしっかり語られています。
わたしはこういうのが大好きなので、サロンやキッチンで話していい雰囲気になるとひとりで急に突っ走りはじめます。そして途中ではっと我に返って「あ、ごめんなさい…」となります(。・_・。)
オススメする摂り方
○デトックス、浄化したいとき
白湯と一緒に
小さじ1〜2杯を1日2〜3回
○栄養もとりたいとき
ホットミルクと一緒に
小さじ1〜2杯を1日2〜3回
*アーユルヴェーダでは牛乳はチャヴァナプラーシュの利点を身体の組織層の奥深くまで運ぶと言われています(一緒に摂ると甘くて美味しいです!)
○ロンドンにいたとき
アーモンドミルクやココナッツミルクで作ったお粥と一緒に摂ったりしていました
甘みが豊かなのでパンやクラッカーに塗っていただくのもいいです。
目覚めた直後の朝イチにとるのが1番有益だといわれています。
効能(ちょっと専門用語使います)
ダートゥ(組織)、特にラサ(血漿)、ラクタ(血液)、マムサ(筋肉)、シュクラ(男性の生殖)、およびアルタバ(女性の生殖)を若返らせます。
免疫:ヘモグロビンと白血球の両方の生成をサポートするので、身体のもつ自然な免疫力を強化します。肺の粘膜に栄養を与えます。
消化:新陳代謝を高めて消化と排泄を促進します。
肌:明るく健康な肌にします。