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灯台|Lighthouse

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すずきが訪れた日本の灯台の写真を記録しています。灯台を知るために灯台に関するコラムや記事なども書いています。 ※記事・写真の無断転載を禁じます This site record…
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#静岡県

灯台INDEX

最終更新日:2024年11月25日 灯台マガジンのインデックス(随時追加) 訪れた灯台、コラム、記事などをインデックスしています。 ※灯台名横の(A~D)は明治期に建造された灯台を①歴史的・文化財的な視点、②土木・建築史的視点、③生活文化史的視点から『灯台施設調査委員会』(1985~1987)が判定・分類したランク。 コラム灯台の歴史《世界編》灯台の歴史《日本編》条約灯台|江戸条約・大坂条約灯台発祥の地|神奈川県横浜市 ◆北海道◆日高門別灯台|北海道日高町 2022年

清水灯台|静岡県静岡市

清水灯台(A)|静岡県静岡市 2022年4月24日 日本で最初の鉄筋コンクリート造灯台。 1899年(明治32年)に外国貿易港に指定された清水港は、お茶やミカンの輸出が盛んなってきたことから当時の清水町長である土谷松太郎の尽力により1912年(明治45年)に建てられた。初点灯は同年3月1日。以来、現役灯台として現在も稼働している。  同敷地内には明治末期の木造平屋建ての退息所と大正時代に建築された事務棟が残っていたが1968年(昭和43年)に敷地分割し財務局へ返却。 「

御前埼灯台|静岡県御前崎市

御前埼灯台(A)|静岡県御前崎市 2022年4月26日  1874年(明治7年)5月1日に築造。設計はリチャード・H・ブラントン。灯塔は二重円形構造のレンガ造。下部に半円形の附属舎(石造・平屋建)がある。それまで二重円筒構造の灯台は犬吠埼灯台が最初と思われてきたが、2016年(平成28年)に御前埼灯台の外装の塗り替え、内装をヒノキ材に改修する際に二重円筒構造であることが確認され、御前埼灯台が日本で初めての二重円筒構造の灯台であることが判明した。  フランスのソーターハーレー

掛塚灯台|静岡県磐田市

掛塚灯台(B)|静岡県磐田市 2022年4月24日  1897年(明治30年)点灯。天竜川東側河口端部の遠州灘に面した位置に築造。灯塔下部はコンクリート、上部は鉄製。静岡県では神子元島灯台(明治4年)、御前埼灯台(明治7年)に次いで古い灯台。  天竜川河口付近は浅瀬が遠く遠州灘まで突き出ており、多数の船の座礁・難破が古くから絶えなかった。1880年(明治13年)に駒場村の方水量標取締役の荒井信敬が私財を投じて菜種油灯火による木造灯台が建設した(改心灯台)。その後、官設による

神子元島灯台|静岡県下田市

神子元島灯台(A)静岡県下田市 2022年4月24日  |神子元島灯台は、下田港の沖合約10kmに浮かぶ岩場の無人島に設置され、1870年(明治3年)11月11日に点灯を開始した灯台。円形石造で下部に半円形平屋の付属舎(石造)がある。 1866年(慶応2年)の改税約書(江戸条約)締結に基づく8基の条約灯台のひとつであり、設置当時の姿のまま現在も現役である灯台(および石造灯台)としては最古のもの。神子元島はペリー艦隊日本遠征記にも「ロックアイランド」の名が何度も見られ、航海