あのミシュラン審査員も絶句!幻の名料理豪華絢爛フルコース!
何か月ぶりのデートだろう…
お互いに何時も会いたい気持ちはあったけど、「仕事」と言う名の「悪魔」に縛り付けられ身動きが取れないまま、会えずに虚しく過ぎ去ってしまったこの3か月。
魔法のランプがあれば、間違いなく真っ先に「俺の三か月を返せ!」と言ってやりたい。そして、思い返すたびに、「仕事」という「悪魔」を袋叩きにし、二度と立ち上がれないようにしてやりたいという、ボイラーの炎のように燃え盛る憎しみに満ち溢れていた。
「ごめ~ん、遅くなって♡」
私を縛り付けていた悪魔から解き放ってくれるような、あの聞きなれた、澄み切っていて、それでいてとても柔らかい声に、憎しみに満ちていた自分に気づかされ、
今日は彼女との大切な日なのに、そんなことを考えている場合じゃないだろ!と、心の中で自分を叱り、
「大丈夫。今来た所だから。」
と、大切な人に届けたい満面の笑みで、彼女を迎え入れた。
夜景が見える高級レストランで、案内されるがままに席に着いたが、その間ずっと今日は大切な人とゆっくり語らい、お互いの気持ちを打ち明けられればなと考えていて、ほとんど何も視界に入っていない状態だったところ、
うゎ~っ・・・きれい・・・。
という彼女の声に気付き、顔をあげてみた時の、あの驚きと喜びに満ちた笑顔。喜んでもらえそうで良かったと、涙が出そうになった。
予約をしていたとは言え、席についてすぐに料理が運ばれてきた、その周到な準備に驚かされたのは勿論、生まれて初めて食べる、高級フルコース料理のあまりの豪華さに、言葉も出なかった。。。
①
羊の列!
何匹おるねん!
単位が「只」ってあるけど、一個?一匹?
一匹48元(記事投稿時点のレートで約760円)やったら頼もかな?
みんなでパーティー開けるし、超お得やん♡
…でも、注文してからどのくらいの時間で出てくるんやろう?
オーダーが通った時に、羊の悲壮な叫び声とか聞こえてしまうんかな?
んで、一番下の豚のもろい骨!
骨粗しょう症か?年寄のブタやん!
もろくて不味そうやから…今日はやめとくわ。
新鮮なやつ入ったら、また教えてな。
②
魚介ワビ風サラダ!
わび?
お寺の精進料理?
魚介入ってるで。
「芥末」は「ワサビ」の事なので、ワサビと書きたかったんでしょうけど…
間違いを直して来たら、「魚介サビ風サラダ」になってたっていうボケは、もうすでに読まれてるでぇ~。
③
クラゲの糸!
クラゲの何で作ったどんな糸?
ぬるぬるしてるん?
おわんに山盛りはいってるんかな?
舌がマヒするかもしれませんって言うのは、火鍋に入ってる山椒の実だけで勘弁してな。
んで、下の「写真は参考ごす」!
「写真は参考どす」の間違い?
でも、そんなマニアックな日本語知ってる中国の人は少ないと思う。
昔、中国の深圳に京都っていう名前の日本料理があり、あの「2012年」の後に、うん十人も入れそうな広い店を、確か3桁万元(!)かけて内装したって言ってましたが、あの頃の日本人は増えることは無く、減っていく一方でした。
中国の人が来れないわけではありませんが、やはり普通の中華料理よりは割高なので、そんなしょっちゅう来るわけではありませんし、彼らにとっては、やはり普段から食べなれている中華料理の方が美味しいでしょうし。
よっぽどお金の使い道に困っている人か、よっぽど当時の現状を把握できていない人が投資をしたのだと思いますが、案の定大方の予想を裏切らず、オープン1~2年で潰れました。。。
因みに、2012年といえば、抗日デモが発生した年です。
その日の夜、危ないから行くなと言われていましたが、焼酎の誘惑に勝てず、良く通わせてもらっている日本料理屋さんに行きました。
その日本料理屋さんのある場所は、同じ通りに日本料理屋さんが数店ならんでいる通りで、普段このようなことは無いのですが、この日だけは全店厳戒態勢をとり、どの店の前にも、一人ずつ店員さんが立っていました。
大体何時ごろ、デモ隊がこの通りを通るという情報が、事前に入っているんでしょうね。
店の前に立っている店員さんは何をするかと言いますと、デモ隊が視界に入った、または声が聞こえた瞬間に、店内に伝え、シャッターを下ろします。自分の店がめちゃくちゃに壊されないようにする為です。
そして、「目標」が接近していることを確認すると、店内に伝達します。店内が一瞬で騒然となり、急いでシャッターが閉められます。二階建てで二階に窓がある場合、光が漏れるとまずいので、電気も全部消し、所謂「閉店」状態にします。
で、私が居た店の店員さんが、「裏口から急いで出て下さい!」と、そこに居合わせた客に声を掛け、裏口に誘導してくれました。
その中で、軽くびっくりしたのが、その日にデモがある事を知らない(!)日本人が居たのです。(そらちょっとだけあかんやろ…)
急に店員さんが騒ぎ出し、シャッターを閉める音がして、その人がいる二階(私も二階にいました)の電気が全部消されるので、その人は軽くびっくりした私以上に、びっくりしたと思います。
いや、電気を消したあと、バースデーケーキが出てくると思い込み、
「何で今日、僕の誕生日だって知ってたの?」
と思っていたかもしれません。(笑)
で、みんな店員さんの誘導に従い、店の裏でデモ隊が完全に通り過ぎるまで待機していました。その通りでは何も起こらなかったのは幸いでしたが、その時その日本人が、どれだけ状況を呑み込めたかは定かではありまん。。。
④
あのミシュラン審査員も絶句!
幻の名料理!納豆オムツ!
残念ながら、写真が載っていませんでした。
写真が無いと、余計にイメージしてしまいそうですが、
この料理はリアルにイメージされないことをおすすめします。(笑)
以上、中国あるある日本料理でした。
【お礼】
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