大谷よりもたくさんホームランを打つ!
大谷翔平よりもホームランを多く打ちたいんです!
じゃあもっと打席に立たなくちゃね。
中村俊輔よりもFKをたくさん決めたいんです!
じゃあもっとFKを蹴らなくちゃね。
これは至極当たり前のことである。
様々なコストが低くなっている。物価上昇とは叫ばれつつあるが、それとは関係なしにあらゆるものを安く試すことができるようになった。
ちょっと奇抜なファッションも、中古で買えるし、なんならレンタルというものがある。動画編集に、映画撮影だって、いまやiPhoneがあればできる。人間関係でさえも、アプリやSNSを使えば簡単にインスタントなものがつくれてしまう時代だ(それが良いかはわからない)。
いかに試行回数を増やすことができるか、という問題は、一回一回に本気で挑む必要があったひと昔前に比べれば、とっても簡単なものになった。
その道の上級者ではない人間にできることは、その試行回数を増やすことだと思う。大谷に与えられた1回きりのチャンスと、ぼくに与えられた1万回のチャンスであれば、ひょっとすれば、ぼくの方が多くのホームランを打てることもあるかもしれない。