「箱根駅伝」と「機内誌」と「僕」。 ~”セカココ”を読んで~
1:はじめに
皆さん、あけましておめでとうございます。2020年も不定期に適当にnoteを投稿していこうと思ってますので、よろしくですm(__)m
今回の年末年始は上京しホテルで過ごしていました。僕たち家族三人と両親と姉の六人で楽しくのんびりと過ごしました。
六歳になる、娘のことも姉が楽しそうに面倒みてくれるので、我々夫婦は(特に僕は(-_-;))好きなように過ごしてました。
本を読んだり、テレビ観たり、家族でゲームしたり。
こんな風に旅行先で年末年始を迎えるのは初めて?だったので、仕事のことも考えずに、楽しめましたね。
そこで、ある一冊の本を読んでました。都内で暮らしていた時は通勤時間に読書していたりしたのですが、最近めっきり読書していませんでした。
今回読んだ本は
「セカココ」の愛称で親しまれてる本で、ちょうど発売から約1年経過している本です。
Twitterでも知り合うことができた河合克仁さんがNami Bardenさんと共著されています。
書籍の内容については詳細を省きますが、読んでみることで、
この短期間でも「モノのみかた」が変わった印象
があったので、その印象をちょいと書いてみたいと思います。
2:どんな本なの??
「どんな本なの?」
と聞かれるとですね、私見がかなり入りますが
「心の調子を整える本」
という感じですかね?
風邪を引いた時に、「なんか調子悪いなあ・・・」と感じ始めて、そのあと風邪の諸症状がでてきますよね?熱がでたり、咳がでたり、鼻水でたり。
そういう時、皆さん風邪薬飲んだり、病院受診したりして対応しますよね?
それと同じような感じで、「なんか心がモヤモヤしてんなあ・・・」と思い始めて、「やっぱネガティブになってんな・・・」と気付いた時に、
「自分でできる、心をすっきりさせる対処法」
が書いてあるのかな?という感じです。
その対処法も、ちょうど、病気の時と同じように
診断⇒原因チェック⇒原因の確定⇒対処
という4ステップを実践していくというものです。
ステップ1:
気付く:自分の心の状態が「苦悩の状態」であることに気付く。
ステップ2:
観察する:頭の中を巡っている自分の心の声を見つけていく。
ステップ3:
苦悩の正体を知る:自分中心の思考に気が付き、自分がしがみついている理想像を特定する。
ステップ4:
正しい行動を考える:自分や相手にとってふさわしい行動を選択する。
というステップです。
簡単に書きましたが、実践方法や具体例は、実際に”セカココ”を読んでください!
自分の心の状態が「悩み苦しんでんなあ」と思った時に、「どう思ったから、悩んでるのか?」を自分に問いかけ、「何かしらの○○すべき、僕は○○であるべき、僕は○○でないといけない」といった理想像を見つけ出し、「○○であるべき」という考えから「○○したいな」という考えのもとに「行動する」といった感じでしょうか?
すみません、ここまでで勘弁してくださいm(__)m。Namiさん、河合さん、すみません・・・、言語化が下手くそで・・・(-_-;)
詳しく知りたいという方は
買ってください!!!!
3:「箱根駅伝」と「機内誌」と「僕」。
正月と言えば、
「箱根駅伝」
です!!
異論は受け付けません( ´∀` )!!
2020年の箱根駅伝は終わりましたが、序盤は少々の波乱はありましたが、最終的には昨年連覇を阻まれた
「青山学院大学」
が横綱相撲的に総合優勝(しかも総合新記録も達成)でした。
そんな「青山学院大学」ですが、昨年は「東海大学」に連覇を阻まれています。
昨年連覇を阻まれた青学ですが、”セカココ”的に見てみると、ちょいと面白く?なります。
昨年連覇を阻まれた際のチームの心境としては
「4連覇が阻まれた」
「最強であったはずなのに・・・」
「先輩達の偉業を継続しなければいけなかった・・・」
といったネガティブな心境=「苦悩の状態」があったと思います。
そこからは想像ですが、監督も同じような気持ちにあったかもしれません。もしかしたら原監督は、原監督なりのメソッドで
「なにを驕っているんだ、青学は。メンバーが入れ替わる中で、「勝って当たり前」なんていうのは驕りだ。」
と考え、(実況の中でもエピソード紹介がありましたが)今回大会の4年生に
「下の代を走らせて、経験を積ませるなら、立て直しまでに2年は必要」
と最高学年に発破をかけて、「連覇をしなければ」・「優勝しなければ」という「○○しなければ」という理想像を手放し、
「優勝したい!」・「楽しんで走り、楽しんで優勝したい!」
という、「○○したい」というポジティブなモチベーションへ切り変えることができたのかもしれません。
これは、完全な私見ですし想像なのですが、今までの箱根駅伝と違う観戦の仕方ができました。
ちなみに、身バレに繋がる可能性が高いのですが(-_-;)、僕の母校も箱根駅伝の常連校で、以前3連覇したこともある大学です。
こうしてみると、2020年に準優勝だった「東海大」の立て直しにも注目です。昨年の優勝で、
「青学の連覇を止めた!」
「うちもやれる」
と考えていたところの今回準優勝ですから、来年への立て直しが楽しみです。
また、今日1月4日に鹿児島に帰ってきたのですが、飛行機内の機内誌でも面白いエピソードを見つけました。
卓球の伊藤選手へのインタビュー記事です。
2016年のリオ五輪で活躍した伊藤選手ですが、その後の2017年は
「ぱたりと勝てなくなった」
とのことでした。
理由として、ご本人は、
「リオ五輪での成績が偶然じゃない」と証明したくて、すごく頑張った。
しかし、このことが、逆に自分で自分にプレッシャーをかけてしまっていた。
と話していました。
そのことに気付くことができて、再浮上することができて、現在に至っているとも話してました。
まさに、これも
「○○でなくてはいけない」
「自分は○○なはずだ」
という理想像にしがみついていたと気付いたからの結果かもしれません。
こんな著名な方々の中で、僕のエピソードをだしてもしょうがないのですが、僕も今回の年末年始で気付いたことがありました。
ひとつは
「劣等感について」
です。
僕は結構、いろいろなことに劣等感を持つことが多かったのですが、
「劣等感は人を育てる糧になる」
と思うようにしていました。「劣等感を持つこと」は自分の成長を促すことに繋がると思っていたからです。
ただ、”セカココ”を読んで思うのは、
「劣等感は、自らを苦悩の状態に追い込んでしまうもの」
だとも思いました。
人と自分を比べ過ぎて、自分を卑下していまし過ぎるのは精神衛生上良くないな
と思いました。
ですから、
「心の平穏」を大切にするなら、「劣等感」は持つ必要はないかな?
と思うことができました。
あとは、六歳になる娘への接し方にも変化がでたかな?と思えます。特に、叱る時・怒る時でしょうか?
「○○な子でないといけない」
「(他人の目を気にして)○○な子でいるべきだ」
と考えるより
「こうしてほしいから怒るんだよ」
と話すように心掛けるようになった気がします。
面白いものですね(笑)
今思うと、これまでは何も気にせずに接していた情報に関しても、
「ひとつの大きな気付き」=「”セカココ”を読んだこと」
で、
「インプットの質」
も大きく変化するというのは興味深いなあと思いました。
4:最後に・・・
これも私見になりますが、”セカココ”という書籍自体は、
「苦悩することを否定しているものではない」
ということは言い切れます。
「悩み苦しむこと」
のは、人間の営みをしては、ごくごく普通のことだと思います。逆に言えば、
「悩み苦しまなければ人ではない」
「悩みを解決することで人は成長できる」
ということです。
でも、「苦悩の状態」が長く続くことは幸せではないですよね??
苦悩の状態が続くことは自分自身も幸せではないですし、自分の周りの人も幸せではありません
風邪をこじらせて、自分も体調を崩してしまったり、他人に風邪をうつしたりといったことにならないように病院を受診して早めに対処するのと同じようなことです。
全世界で、
「風邪にならない人はいない」
と断言できるように
「悩み苦しまない人はいない」
とも断言できます。
だからこそ、「風邪に対する処方箋」と同じように
「心の風邪」=「苦悩の状態」に対する処方箋
として、”セカココ”を読んでみるのはいいと思います。
ここまで書いたことは完全に僕なりの私見です。
「薬にも合う合わない」があるように「心の処方箋にも合う合わない」があります。
でも、試してみないと「合う・合わない」は分かりません。
書籍の購入費以外副作用はない処方箋ですから、是非是非一度
「セカココ」
を読んでみてください。
2020年最初から長文・駄文になりましたが、最後までありがとうございました。
本年もよろしくお願いいたしますm(__)m