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犯人が重視するもの「こどもはこの場所で襲われる」

この記事は以下のような方に参考になるかと思います。
・小さなこどもを持つママ、パパの方
・女性の方
・大切にしたいパートナーがいる方

この記事は書籍「こどもはこの場所で襲われる」を読んだ感想とともに、その内容へ自分を当てはめ、考え、行動した記録を書いています。

この記事を書いたのはこんな人
・30代ワーママ
・2022年頃から読書をはじめる
興味がわいたビジネス本を読んで実践してみたことを「ビジネス本やってみた」として本ブログに書いています。詳しいプロフィールはコチラ

犯人が重視するもの「こどもはこの場所で襲われる」


今回の本

誤った考え

みなさんは暗い夜道をひとりで歩いた経験があるだろう。

仕事や飲み会で遅くなった日。
駅から自宅までの道。
時間は12時を過ぎている。

(うわー嫌だな)

いつもの帰り道なのに、夜はなんだか怖い。

車がよく通る大きな道なんかは全然平気。
でも、家が近くなるにつれ、車も人も減っていく。
まわりの景色は住宅街に変わっていく。

みんなもう寝ているのだろう。静かだ。
そんな暗い住宅街をひとりでもくもくと歩いていく。

そういえば。

駅からずっと、
私と同じ方面へ歩く人がいる。
私の少し後ろを歩いている。
一度チラ見してみる。

男の人だ。

・・・

急に怖くなってくる。


あなたはこんなときどうしますか?
その男性を・・・何度も見る?

(そんなことできません)

そう、私はこういうとき
振り返ってその人を見ることができない。

もし目があったりしたら・・・ムリ。
目が合った理由に恐ろしいものを想像してしまう。
そんな理由は受け止めきれない。
こういう時は、私が意識していることを
相手に気付かせない方がいい。
そんな気がする。

なるべく、相手が私を認識しないように・・・
みない。みない。

(そうじゃない?!)
(私と同じ考えの人、いるよね?!)

しかしこれは完全に間違っている。
本書を読んで衝撃を受ける。

近づかれていないかどうかを絶えずチェックして警戒することが大切です。
警戒すると、そこに見えないバリアが張られたように犯人には見えます。
このバリアは、普通の人には見えませんが、
犯人からはよく見えるのです。

こどもはこの場所で襲われる

(え!それいいの!?)


犯罪者の思考

言われてみれば当たり前のことだ。

警戒している人
警戒していない人

どちらが襲われやすいか。

(警戒していない人だよね)

なのに、
どうして私は「警戒していない」を装うなんて考えをしたのだろう。

“どちらが襲われやすいのか“

この問題は、実は
「される」側ではなく「する」側の視点で考える方がいい。
つまり、犯人の目線で考えるということだ。

自分が犯人ならどちらを襲うのか。

(!)

この視点を教えてくれたのが本書だ。
本書は犯人はこう考えるから、
私たちはこう行動しましょうというスタンスで書かれている。
著者が言う、犯人の思考がリアルでゾッとする。

こんな風にいうと、怖いものは見たくない派の方は思うかもしれない。

「犯人の気持ちなんて見たくないよ」

私もそう。
でもそれじゃだめなんだ。

本書を読めば読むほど、
今までの自分の間違いに気づく。

犯罪者はある意味、非常に勉強熱心だと言えます。
過去の手法などを研究している人が多いのです。
犯罪者は学んでいるのに、こちらは学んでいないのだとしたら、
猛獣の中に子羊を放すようなものです。

こどもはこの場所で襲われる

(こわ)

だから私たちは勉強しなければならない。

小さなこどもを持つママ、パパ。
女性の方。
大切にしたいパートナーがいる方。

みんなこの本は、絶対に読むべきだ。


犯人が重視するもの

最後に、本書の中で一番、
私が重要だと感じた考えを1つ紹介したい。

「犯罪機会論」という。

みなさんは、人が行動を起こす時、
必要な要素はなんだと思うだろうか。

私はこの答えを知っている。
いくつもビジネス書を読んできたなかで、
自己啓発に一番重要だと感じている要素だ。

それは環境だ。

✔あわせて読みたい
自己啓発には環境が一番重要だと、私が思うようになったキッカケの一冊はこちらです。
ビジネス本が好きな私が最も影響を受けた、私のバイブル本です。
ビジネス本が好きな方、自己啓発を頑張る方、ぜひどうぞ!


行動するには環境という要素が重要なのだ。

そしてこれはなんと、
犯罪であっても変わらない。

(まじか)

人は意思だけで行動するのは難しい。
とりたい行動があっても、なかなか実行できない。
これは心当たりのある人は多いはず。

英語の勉強がしたくても、
家とスマホがあっては勉強できない。

声をかけたい子がいても、
なかなか話しかけられない。

しかし、環境が整うと話は変わってくる。


早朝の喫茶店でなら、勉強できる。

自然に近づけて誰も見ていない場所なら、話しかけられる。

(こわいこわいこわい)

犯罪機会論とは、
犯罪の動機を抱えた人がいても
犯罪の機会(チャンス)が目の前になければ、
犯罪は実行されないという考えです。
人は、犯罪の機会を得てはじめて
実行に移すと言い換えてもいいでしょう。

こどもはこの場所で襲われる

機会がなければ実行しない。
当たり前なことなのに、なんだか気が付かない。

【「弾丸」は誰でも持っている】
罪を犯す人は、常に銃に弾丸が込められていて、
何かのきっかけで引き金を引こうと考えています。
その「何かのきっかけ」を与えないようにするのが、
犯罪機会論を学ぶ意味です。

こどもはこの場所で襲われる

(うわ)
犯罪にとっても、機会(環境)は重要なのか。

普通、捕まろうと思って犯罪を犯す人はいません。
犯罪を行っても捕まらずに逃げられると思ったとき実行に移します。
つまり、 犯罪者は場所を選んで犯罪に及ぶのです。

こどもはこの場所で襲われる

確かに・・・


人生に前向きな私が、
行動を起こすために環境を重視しているように、
犯人もまた、
犯罪を起こすために環境を重視しているということだ。

とりたい行動がポジティブかネガティブかの違いだ。

では、
どんな環境があぶないのか
犯人はどんな場所を好むのか

本書を読めば、それが見分けられるようになる。

本書を読んだ私は、
「この場所には行かないように」と、
子どもたちへ伝えることができる。


最後に小話を1つさせてください。

本書を読んでいたとき、
ちょうど平日の夜遅くに近所のスーパーにいくことがあったのです。
蛍の光が流れる店内。
こどもたちと私の3人、急いで買い物をしてお店を出ました。
そのとき急に、息子が手を洗いたいと。
店内はもう閉まってしまう雰囲気だったので、
店内ではなく、外の駐車場に面したトイレに入りました。
過去に何度も使ったことのあるトイレでした。
・・・
奥に進むにつれて、なんだか冷たい汗がでるような、
遠くから自分をみるような、変な感じが・・・

・・・ここ、嫌な感じがする・・・

そう、そのトイレは本書に書かれていた危ない場所の条件に
ピッタリと当てはまっていたのです。
ゾゾっと悪寒が走る。
「いかんいかんいかん!ここはいかん!!!」
手も洗わず、急いでトイレを出ました。

危険な場所がこんなにも近くにあったのかと驚いた話でした。

今週は以上です。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また来週もお会いします。

ではっ


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