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私が答えられない質問「思考中毒になる」

この記事は以下のような方に参考になるかと思います。
・本を読む方
・なぜ?と心の中で自問自答することが多い方
・文系の方

この記事は書籍「思考中毒になる!」を読んだ感想とともに、その内容へ自分を当てはめ、考え、行動した記録を書いています。

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私が答えられない質問「思考中毒になる」

今回の本

答えられない質問

私が一生で最も多く聞かれている質問がある。

「毎日ごはんどうしてるの?」

私はこの質問に、いつも答えられない。

2度の出産、復帰後も仕事はフルタイムで続けてきた。
退勤は18時、子どものお迎えを経て帰宅はいつも19時をすぎる。
そこから毎日、どう夕食をこなしているのか。
それがいつも話題になる。

今年の春に転職した私。
環境が変わり、今また私は同じ質問を受けている。

「毎日ごはんどうしてるの?」

質問者は新しい職場の方々。
ここはぜひとも良いコミュニケーションを取りたい。
良好な関係を築きたい。
ここでうまく返して、その第一歩にしたい。

それに、
私へ質問をしてくれるということは、
少しは私に興味をもってくれているということだ。(たぶん)
だから、質問者の欲しい答えを言ってあげたい。
なんならその上をいきたい。

(へー!とか言わせたい)

なのに私は答えられない。

特別な工夫は何もしていない。
秘密のアイテムなんてのもない。
ただただ、当たり前に作っているだけだ。

いつも何にも答えられない。

夫の何気ないひとこと

このことをふいに夫に話した。
すると意外なひとことが返ってきた。

夫: その人は料理が嫌いなんだよ

えっ!?

夫: 〇〇ちゃんは料理好きでしょ。そういうことでしょ。

・・・そうか。
好きか嫌いかの問題だったのか。

私はてっきり、この質問は『スキル』を聞かれているのだと思っていた。
だからスキルのことばかり考えていた。

クックドゥーを使っていますよ
千切りキャベツのピューラーを持っていますよ

(うーん・・・)

違うのか。
スキルじゃないのか。
この質問の本質は『マインド』だったのか!
好きか嫌いか、そういうことなのか。
それは気がつかなかった。

ならばこれから、私はこう答えればいい。

「毎日ごはんどうしてるの?」

「私、料理が好きなんですよぉ」

料理は好きか?

まさかの夫にヒントをもらい、解決したかのようにみえたこの一件。

仕事で近くの銀行へおつかいに出る。
外を歩きながらこの話を思い出す。

・・・なんか違うぞ。

問題は、
「なぜ質問者がその質問ばかりするか」じゃなくて
「なぜ私は答えられないか」だ。

いや、どっちにしたってなんか違う。

そもそもうちって、料理好きか?

夫は私が料理を好きだといったけれど、
たぶんそれは彼が見たいように私を見ただけだ。

夫はいつも私の料理をべた褒めしてくれる。

「外食よりうまい!」
「お店が出せるくらいうまい!」
「定年後は一緒にお店をやろう!」

(さすが営業マン、口がうまい)

いつも自分好みの料理を作ってくれる“ 料理好きな妻 ”
彼にはそう見えているのだろう。

しかし私は料理を好きだと自覚したことはない。

いつも自分が好きなメニューばかりつくる私。
私にとって料理とは、
好きな食べ物にありつけるまでの「必要な工程」だ。
ゆえに嫌いじゃない 程度のものだ。
料理が好き、とはなんだか違う気がする。

だが、
うまくはやれている。
味ではなく段取りが。

決められた時間内に、
ある程度のクオリティーで、
調理・片付けまで一式を済ます。

自覚のないスキル

「意識しなくてもうまくできること」

このことばには覚えがある。
以前読んだ本に書いてあった。

「世界一やさしい才能の見つけ方」という本だ。
意識しなくても自然にうまくできること、それが自分の才能なのだそう。

そうか、
たぶん私にとって料理はこれにあたる。
好きとか嫌いとかでもなく、意識せずに自然にうまくできること。
「才能」

(自分で才能っていうとおこがましいぞ)

そうだったのか。
才能だから自覚がない。
だから私は答えられない。

答えが出た。

「毎日ごはんどうしてるの」

この質問に、これから私はこう答える。

「私、料理の才能あるんだよね」

ブッブーーーー!!

思考は楽しい

この料理の話は、仕事でちょっと外出したときに私が頭の中で考えていたことだ。

思考は楽しい

今回の本もそう言っている。

わたしたちの将来は、考えることがストレスになって逃げだしたくなる人と、ワクワクしながら考える人という2つの道に分かれています。
あなたはどっちの道に進みたいと思いますか?

思考中毒になる!

本書の著者 齋藤孝先生は、大学で学生たちにこう問いながら課題を与えているそう。

  • 考えることから逃げたい人

  • 考えてワクワクする人

私はこの違いがむちゃくちゃ分かる。
だってどっちも体験しているから。
これは私の、読書を始める前と後だ。

2年前まで、1年で1冊も本なんか読んでいなかった。
読書感想文なんて大嫌いだった。
ずっと毎日インスタを見ていた。
ずっと毎日楽天Roomを見ていた。
それでも十分、楽しい毎日だった。

でも違った。

読書を始めると、
前とはまったく違う色の楽しさが、私の毎日を染めていった。

「うわぁ~その通りだ!」
「なにー!そう考えればいいのか」
本を読んでは共感や驚きをもらう毎日。
ポチっては伸びていく窓際の積読にワクワクする。
考えるワクワクは、しだいに「自分もやってみよう」になって、
行動も変わっていった。

この読書ブログをはじめた。
転職までしてしまった。

違いは“ ここから ”だと線をひき、はっきりと色分けができる。
2年前の自分と今の自分。
考えるワクワクを知る前と知った後。
齋藤先生が言う、分かれ道だった。

意識してみるとワクワクできるネタはそこらじゅうにある。

なぜ隣の席のおじさんは愛されているのか?
愛されるおじさんの条件とは何か?

(私の最近のネタ!w)

今回の料理の話みたいなことをずっと考えて
「あぁ、そういうことか」なんて
自分なりに着地したという経験のある人は多いはず。

なんでもないようなことを面白がれる。
思考の楽しさってそういうことなんだろうな・・・

最後に。

今朝もこんなことがあった。
駅のホーム。
この記事の内容がひらめき、歩きながら必死にスマホへメモっていたとき、
横を通った年配の女性がぼそぼそっと何か言った。
(・・・今なんか言ったぞ?)
メモしながら頭の片隅でそのぼそぼそをリピートする。
そして数分後に気が付いた。

(あ・・・「歩きスマホ危ない」って言ったんだ・・・)

私への注意だった。
(ごめんなさい!)
そう思いながら考える。
歩き「スマホ」危ないか・・・くぅ。
でももしこれが「本」だったら私は今日、注意されただろうか。
「kindle」だったら?「漫画」だったら?

歩き読書・・・二宮金次郎・・・ニノキン・・・歩きニノキン危ない・・・アルキン・・・

楽しい。
うまくまとめられたら、またここに書きたい。

通勤中の頭の中

今週の記事はここまでです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
私のブログはnote以外で下記にて毎週月曜に更新しています。
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ちらっと覗いていただけたら嬉しいです。

ではっ

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