見出し画像

【雑記】記事の目的と距離感(座席)、有料化についての私見など

 ここ最近、見ておきたい作品が多く、仕事帰りに劇場などに立ち寄ることも多いです。偏りという訳ではないのですが、演劇などの舞台が多いでしょうか。
 作品の中には「おおっ!」と思い、興奮冷めやらぬ内に記録を残したくなるものもあります。しかし、書くのが遅れて、一週間位ぐらい経って振り返ると、自分に対する反省点も見えてくる部分があります。
 今回は、記事を書くことについての記事であり、そういう反省点も含んでいます。

■何のための記録か

 まず、何のために記事を書くかという点です。
 私は、性格的に引っ込み思案なタイプであることもあり、鑑賞したものの「感想」を書くことが多いです。
 この「感想」についてですが、もう少し作品との距離感や読み手を意識して、「作品を紹介する」要素を強めた方がいいかもしれません。以下、3つ記載します。

①「感想」の道を突き進む

 1つ目は、思い切って「感想」の道を突き進む方向です。ただ、あまり興奮冷めやらぬ内に記載しても、読み手の負担も大きいのではないかと、最近思いました。この方向で進むにしても、冷静さは意識した方がよいかもしれません。

②「紹介」の要素を強める 

 2つ目は、「この作品のここが面白いよ!」という要素を強める方向です。少し自分のやりたい方向と違う気もするのですが、実際やってみて得られる経験も大きいような気もします。
 X(旧Twitter)で、広がったり、つながっていけるのはこの方向だと思います。

③「第三の道」について

 その他、「感想」ではなく「批評」など、新しい方向を見つけたり、①と②の中間をとる方向が考えられます。
 しかし、私が大学に通っていたとき、「なにが中間論だ。中途半端なことを言うな!」と怒鳴っている大学教授がいました。懐かしいです。

 以上、3点記載しました。以前にも何度か記載しましたが、私は、作品(テキスト、出演者など)との距離感が近すぎたり、遠すぎたり、適度な距離感を取るのが、あまり上手くありません。
 ただ、選択肢を挙げつつ、腰を上げないのも勿体ないので、今後は、もう少し読み手の目線や負担感は意識してみようと思いました。

 「能」に、五番立ごばんだてという上演方式があります。恐縮な記載となりますが、私は、あまり二番目の武将タイプではなく、自分を四番目の雑物ぞうものに出てくるタイプのように思うことがあります。遠くから(寂しげに)対象物を見ることもあるのですが、距離感が近く狂うようになることもあり、この意味でも四番目ものかと思いました。最後、少し話が逸れましたが、いつか自分の考え(煩悩)に近い武将にも出逢いたいものです。

■劇場などでの座席について

 「座席」をテーマに、少しだけ記載します。
 初めて歌舞伎座などの高額な席を見たとき、私は、予算よりも先に、「偉くもない自分がこういう席を購入してよいのかな?」「分不相応かな?」と思ったことがあります。
 知り合いの方で「自分の懐具合との相談で、ゆるすなら問題ないのではないか?」と言ってくれた方がいて、私は、その時、視野が開けたような気がしました。自分の場合、こうしたエピソードはいくつかあります。
 私は割と「こうしなければならない。」と考えがちな部分があり、価値基準としてはニュートラルな「(ドライな)経済合理的な考え方」に助けられる気もします。何でも経済的に考えるのも問題ですが、あまり「こうあるべき」と考えるのも問題で、いくつか視点は持ちたいです。

 あと私は、よく見える前の方に座るのが好きなのですが、これは作品との距離感と少し重なる部分があるかもしれません。作品によっては、もう少し引いて見るのがよいかもしれません。

■記事の有料化についての私見

 最後に、noteでの作品の有料化についての私見を書いてみます。いつか書いてみたいと思っていました。

(1)価格のつきやすさ

 まず、「作品」というのは、価格がつきづらい商品のように思います。経済学的には、「財」ではなく「サービス」です。日本では「サービス」には、あまりお金を払いたがらないと聞いたこともあります。ましてや「アート作品」です。
 そして、それほど境は強くない(境が低くなっている)気もしますが、「プロ」と比較して、note「アマチュア(?)の作品」を作る練習上のような面が強い気もします。「アマチュア」は尚更価格がつきづらいです。
 最後に、私個人の記事を踏まえて「作品の性質・タイプ」に触れます。「感想」の要素が強い記事は、「紹介記事」「創作作品」「役に立つ(ことを目的にした)記事」より、価格がつきづらい気がします。

(2)価格がつくメリット

 しかし、価格がつくことのメリットもあります。第一に、価値を「価格」と言う目に見える尺度で測ることが出来るようになります。しかし、「需要」「供給」の層が薄く、機能しない気もします。第二に、競争原理から、切磋琢磨する部分が出てきたり、意欲も出てくる部分があると思います。第三に、アマチュアの成長資金や掘り起こし資金という面につながる部分もあります。第四に、流通も優良な記事から広がるのでしょうか。

 個人的には、市場原理が少しでも導入されれば面白いように思います。ただ、まだまだハードルも高く、何が障害になっているか見極めて、対策を取っていく必要がありそうです。

(3)今後の私個人の記事について

 今後の私個人の記事について言えば、「感想」めいた記事の要素が強いので、あまり有料化は考えていません。
 有料化して読まれなくなると本末転倒のように思います。もっとも、有料化導入の初期事象として踏ん張りどころなのかもしれませんが。有料化することで、「価値がある」と誘引する面もある気もします。相変わらず、あれこれ考えます。理屈っぽいですね! 
 
ただ、他の方の記事で時々目にする「残り0文字で〇〇ポイント」というのはありかもしれないなと思いました。

■最後に

 最後の記事の有料化についての項目は、少し勉強不足もあるので、後日、加除修正が入るかもしれません。別記事になるかもしれませんが、今後もバージョンアップを図っていきたい項目です。

 本日は以上です。冒頭の画像は「距離」で検索し、なるくにさんの画像を使用させて頂きました。ありがとうございました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?