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【街登山】町田の広袴公園をとおって値上げした王将の餃子を食べに行く(川崎市・柿生~東京・町田市)

<ミッション1>

お前は2月14日の記事で、

鶴川台尾根緑道は町田市の広袴公園から始まっているのですが、われわれは途中からそれに入ることになります。

とか、サラッと書いているが、それは正しい情報なのか?

鶴川台尾根緑道が「広袴公園」から始まっているのを、お前は見たのか? ネットでチラと見た情報を鵜呑みにしただけだろう。

もし、間違っていたら、読者になんとお詫びをすればいいのか。

ちゃんと現場を踏んで確認しろ、と何度言ったらわかるのか。

・・ども、すみません。

→町田の広袴公園に行って、そこが本当に鶴川台尾根緑道の起点かどうかを確認する。


<ミッション2>

餃子の王将がまた値上げする、というニュースを見て、急に餃子定食が食べたくなった。

値上げのニュースで食べたくなるのはおかしいが、食欲は神秘である。

あの栄養のない健康に悪そうなギトギトした食い物が無性に食いたくなる。そのスイッチが入ったら止まらない。

この辺で、いちばん近い餃子の王将は、鶴川駅前店だ。

というわけで、

→餃子の王将鶴川駅前店で餃子定食を食う。


以上、二つのミッションをこなす「街登山」ルートを考えた。

地図を見ると、途中に「能ヶ谷いずみ公園」という、私が行ったことがない公園があるので、そこにも寄ることにした。

最初に答えを言っておけば、鶴川台尾根緑道の起点は「広袴公園」ではなく、その近くの高台だった。

実際に歩いたルートを先に示せば、以下のとおりだ。

柿生駅前→能ヶ谷いずみ公園→広袴公園→鶴川台尾根緑道起点→餃子の王将鶴川駅前店

グーグルマップで6.8キロ 徒歩1時間37分 93メートルの高低差



15日朝9:17。柿生駅前のスーパー「マルエツ」前の交差点から出発。

このあたり、江戸時代は「竹の花」という宿場町だったのだが、今ではまったく面影がない。


9:17


津久井道を町田のほうに向かい、町田市に入ったところで右に曲がる。

9:22


すると、かなりの上り坂になる。

9:23


このあたりは能ヶ谷の「イトーピア」といい、「イトーピア町内会」が仕切っている。

「イトーピアとは何か」については、以前、記事を書いた。簡単に言えば、昔、伊藤忠不動産というのがこのあたりを開発した。その販売名がイトーピアだった。伊藤忠不動産はもうないが、「イトーピア」という名前はいくつかの地域に残っている。


で、イトーピアの坂を上り切ったところに、柿生キリスト教会がある。

私の魂に危機が訪れた時に駆け込もうと思っているが、まだ訪れたことはない。

「柿生」教会というが、住所は町田市である。

9:31


それにしても、こんな高台なのに、なぜ能ヶ「谷」と言うのか、謎である。

第一目標の「能ヶ谷いずみ公園」が見えてきたが、なぜか入り口が見当たらない。

9:36


これは、川崎方面から来た川崎市民への意地悪であろう。

町田市の公園だから、川崎市民に使わせたくないのである。

町田市に入って、大きく回り込むように近づくと、ようやく「いずみ公園」の入り口がある。

9:41

この公園は、貯水池を兼ねている。

貯水池を兼ねた公園、あるいは貯水池のみの数が、このへんは非常に多い。

丘陵地帯だから、水流をコントロールしないと、下流で浸水したり、地盤がゆるんだり、崖崩れを起こしたりするのだろう。

「治水」を基盤に都市計画されているのがよくわかる。

もっとも、最近は雨がまるで降らないから、貯水池はどこもカラカラで、それが逆に心配になる。

9:43


この「いずみ公園」は、「いずみ公園通り緑地」というのにつながっている。


9:47


そして、このあたりは「千都の杜」と言うらしい。

「千都」とは、大きく出たな、と。

9:47


そして、緑道を進むと、「空と緑の森公園」という、なんともつかみどころがない名前の公園になる。

9:51


「みはらしの丘広場」というのがあるが、まったく見晴らしがよくない。


9:51


緑道と公園では、大型犬を散歩させている人たちだけを見た。

大型犬を散歩させている人が多いのは、このあたりに、比較的豊かな一軒家が多い証拠だろう。

9:51
9:53


公園にも飽きてきたところで、下に降る階段がある。

9:57


「能ヶ谷神社下」に出た。

9:59


真光寺川にかかる権現橋。このあたりに来ると、能ヶ「谷」という名前が納得できる。


10:03


そして、ここで、いきなり「繁華街」が出現する。

モスバーガー、Coco壱、ユニクロ、すき家、といった衣食のナショナルチェーンが軒を並べている。

なんか、西部劇で見る、砂漠の中の宿場町のようだ。

10:07


コメダ珈琲店がフツーにある。

最近、新百合ヶ丘にコメダ珈琲が来た、と喜んでいたのが恥ずかしい。


10:07


町田では、こんな辺鄙(失礼)なところにも、コメダ珈琲やモスバーガーがある。

さすが東京である。

これをぐんぐん進むと、このあいだ行った「稲城大橋」に着くらしい。

10:11



で、ぐんぐん進んでいくと、広袴公園に着いた。


10:20


ここも大きな公園で、かつ大きな貯水池を兼ね、真光寺川の起点になっている。

10:21


10:21


10:25


だけど、ここに「鶴川台尾根緑道」の起点はない。

それは、広袴公園の横にそびえるような高台の上にあるらしい。


10:32


さっそく坂を上っていくと、眺望のいいところに出た。


10:38


さらに上っていくと、13日に来た緑道の入り口のところに着いた。


10:39

なるほど、こういうふうにつながっているのか、と。

13日には、麻生区の片平方面から上ってここに来たのだが、今回は、町田の方向から上って同じところに着いたことになる。


そして、緑道の「起点」をたしかめるため、13日とは逆の方向に緑道を歩いていく。


10:40


こんな見晴らしのいい道が続く。


10:41


なんかYoutubeで見た、中国のなんとか省の危険な山道、みたいな感じだが、そんなに危険ではない。

10:42


しばらく歩くと、ようやく緑道の入り口に着いた。

広袴公園の北にある。麻生区と町田市の境界でもある。

ここが、「真光寺公園」にいたる鶴川台尾根緑道の起点である。


10:47


だから、2月14日の記事中の

鶴川台尾根緑道は町田市の広袴公園から始まっている」

というのは、

鶴川台尾根緑道は町田市の広袴公園の近くから始まっている」

に、ここでコソッと訂正しておきたい。ども、すんません。


そこから、坂道を下っていくと、真光寺川沿いに、ベートーヴェンの交響曲が流れてきそうな田園風景が広がっていた。

10:57


片側を擁壁がそそり立つような道を鶴川駅方面に向かう。

11:02


で、やっと着きました餃子の王将鶴川駅前店。


11:17


入店すると、いきなり、前日に値上げしました、という告知が目に入る。


11:18


餃子定食、税込1100円・・。ついにギョーテーが1000円超えだ。


11:19


注文して約10分で餃子定食到着。

11:33


昨年は、税込で1000円くらいだったはずだ。

その前には、700円台の時があった。

その前は・・

いちばん古い記憶、私がまだ学生だった40年以上前は、たしか300円台だった。

390円くらいではなかったか。(消費税はまだなかった)

たしか吉野家の牛丼が200円台だった。

吉野家の牛丼と、王将の餃子定食が、安い食い物の代表だから、よく食っていたのだ。

それから考えると、牛丼はそれほど上がらず、餃子定食はすごく上がった。

改めて考えると、俺の食ってるものは進歩がない。

いまや餃子定食は高級食になった。

それは王将の餃子の商品力の強さなのだから、文句は言えないけれど。

この日も、値上げ後にもかかわらず、超満員でした。

まあ、私はもう、餃子定食は滅多に食えないだろう。そう思って、味わっていただきました。


帰りに、開発中の鶴川駅前を見てきた。

駅の南北をつなぐ歩道橋ができるようだ。

11:51


昔の鶴川駅の面影がほぼ消えてしまった。

どのように変貌するのか、それも楽しみだ。


12:02



<参考>


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