見出し画像

はじめてのフィルムカメラ



前回、夫がYASHICA MF-1でフィルムデビューした話を投稿した。

予想以上にたくさんの方に読んでもらえているらしく、非常に驚いている。趣味のことばかりをつらつらと書き並べているだけのnoteだけれど、誰かにみてもらえるのはとても嬉しい。
調子に乗って、今回は私がフィルムデビューしたカメラの話をしようと思う。


私のフィルムデビューはLeicaのZ2Xというカメラだった。

青、白、黒の3色展開
私が持っているのは青

自動巻き上げで操作が簡単なコンパクトカメラが良くて、なんとなくヤフオクを調べていると、2万いかないくらいの綺麗な個体があったので、落札した。しかもLeicaブランド。

「なんとなく流行ってるし」ではじめたフィルム。このカメラを手にしてからというもの、案の定のめり込んでしまい、外出の際には、デジタルカメラとZ2Xを必ず持ち歩くようになった。
はじめて現像から返ってきたフィルム写真をみた時のあの高揚感と達成感は一生忘れられないと思う。まさか、こんなにハマるなんて……。

Z2Xのスペックを簡単に紹介させていただく。LeicaZ2Xは1997年発売の35ミリフイルムを使用するコンパクトカメラ。日本シーベルヘグナーが扱っていたライカ社の製品でフルオートで撮影できるLeicaカメラだ。

室内でも内蔵フラッシュがあるので安心
使用機材:Leica Z2X

レンズはバリオエルマー35〜70mm F4.7-7.6。最短撮影距離は0.6メートルなので、どのロケーションでも綺麗に写って使いやすい、初心者には大変親切なカメラだと思う。

ボディにロゴマークや文字がなければLeicaらしさを感じるポイントが無いので、Z2XでLeicaを所有する喜びや使う楽しさを感じられないという方もいると思う。LeicaといえばバルナックやSLにR型、そして世界最高水準の性能と評されている(?)M型。確かにZ2Xはこの中のどれにも属していない。

入籍した日の夜
東京駅でお祝いした帰り
使用機材:Leica Z2X

80年代から90年代にかけて、世の中の需要がクラシックな機械式カメラから、簡単で便利な電気式カメラに取って代わっていったのは事実だ。
もしかしたら、バルナックライカでお馴染みのオスカー・バルナック氏も1997年まで活躍していたならこのような機種を開発していたかもしれないし、 現代ならデジタルコンパクトカメラを手掛けていたかもしれない。

だからと言うわけではないがZ2Xも紛うことなきLeicaのカメラだ。少なくとも私はそう思いながらシャッターを切っている。

Leicaブランドのカメラが欲しいけど難しい操作は覚えたくないという方にはおすすめしたい1台だし、高級ブランドならではの洗練されたシンプルでミニマルなデザインは持っているだけでもテンション爆アゲだ。

どうしてそんなにムキになっているのか、それはZ2Xがあまりにも酷評だからだ。

ネットでレビューを見れば「こんなのLeicaじゃない」
ウキウキで持ち歩いてるとM型Leicaぶら下げたニキがわざわざ「こんなのLeicaじゃない」
その他にもあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。

好きなカメラを使って何が悪い!!!!


Leicaというものは新興宗教みたいなもんだと諦めることにした。特にM型信者。もしかしたらLeicaユーザーにはLeicaユーザーなりのお作法があるのかもしれない。
それでも、はじめてのフィルムカメラにZ2Xを選んだことは全く後悔してないし、Z2XだってLeicaだぞ!と訴え続けるつもりだ。
きっと、Leicaじゃなくたってこのカメラを好きになっていたと思う。

みんなも好きなカメラを使おうね。

いいなと思ったら応援しよう!