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Nikon 1 J5と私



あけましておめでとうございます。健康で文化的な一年になりますように。
本年もどうぞよろしくお願い致します。


noteをはじめて1ヶ月が経ちました。
ご縁が合って、カメラのコミュニティに入れてもらったり、沢山の方に記事を読んでもらえたり…その時々で伝えたいと思った言葉を綴るのはイマイチ得意ではないので渋ってましたが、やってみるもんだなと。
皆さま、本当にありがとうございます。

好きなものを共有できるって嬉しいよね。
という訳で、新年一発目から、大好きなカメラについて書きました。




前回の記事で、筆者がはじめて自分で稼いだお金購入したカメラについて触れた。

よく珍しいと言われるが、筆者は大学で地理学を専攻していた。なので、現地に赴き、調査した過程や結果をレポートや卒論にしなればならなかった。
ハタチの時にゼミのフィールドワークの記録用として購入したのがNikon 1 J5(通称ニコワン)だ。

Nikonが“超軽快で超高速”でコンパクトなミラーレス一眼として売り出したのが「Nikon 1」である。残念ながら今はもう無い。その中でも、エントリー向けのJシリーズと中級向けのVシリーズに別れており、ニコワンは前者のJシリーズに該当する。

このシリーズはセンサーサイズが13.2×8.8mmと小さく、画質はあまり期待できたもんじゃない。
しかし、本田翼さんが務めたカタログでは「ぼかして撮る  を  わたしは知った」と謳っていたのを今でも鮮明に覚えている。

Nikon ホームページより

上記にもあるように、F1.8の単焦点レンズがすごく優秀でビックリした。明るいレンズなだけあり、背景がきちんとボケてくれる。
当時は今と違い、カメラの知識なんて何一つ無かったし、「持ち歩きが苦にならない程度の重さかつ背景がちゃんとボケて、スマホより綺麗に写れば充分(見返すとかなり我儘な気もする)」ので、ニコワンに単焦点レンズを着ければそれで百点満点だったのだ。



奄美大島の海
撮影機材: Nikon 1 J5

フィールドワークは奄美大島だったので、エメラルドグリーンの海をしっかり記録したかった、というのもある。当然ながら、それもニコワンで事足りる。

海と大好きな同期との思い出を綺麗に残しておける。なんて尊いことなんだと思った。前の記事で、マッチングアプリで出会ったカメラマンに触発されて写真を撮りはじめた、と記したが、実際は、大学時代からそのケがあったんだろうなと思う。だから、カメラに沼落ちしたのは、偶然ではなく必然だったのかも、なんて。

現地の方から軽トラ借りて海を眺めた
撮影機材: Nikon 1 J5

フィールドワークの写真を見返していると、意外にも殆どが、楽しかったんだろうな、と思わせる記録だった。

海ではしゃぐ同期
撮影機材: Nikon 1 J5


婦人会でおにぎりを握った
撮影機材: Nikon 1 J5

正直なことを言うと、同期たちの顔も名前も殆ど忘れていた。こうして記録としての写真を見返すと、「あぁ〜〜!!この人、いたいた!」ってなる。本来の写真の在り方だと思った。

現地の祭りにも参加した
男性は相撲をするのが伝統的なしきたりのようだ
撮影機材: Nikon 1 J5
女性は相撲場に上がってはいけないので
その周りで賑やかし係
撮影機材: Nikon 1 J5

奄美大島の、しかも、奄美空港から2時間以上かかるような集落で暮らす人々の生活や人間模様のほんの一瞬を切り取れたこと、こんな貴重な経験はもう二度と出来ないと思う。記録として残せて本当に良かった。

祭りのあとも現地の方の民家でどんちゃん騒ぎ
撮影機材: Nikon 1 J5

年齢がバレてしまいそうだが、2025年は大学を入学した年から10年目だ。卒業してからはもう6年。月日が過ぎるのはあっという間だ。
だから特別な何かがあるわけではないが、カメラをはじめてからも長い年月が経つということになる。

写真を撮ることにハマるまでは、これといった趣味がなかったし、他者との交流も多くなかった。好きなことは多い方が良いし、色んな人に出会った方が良い。その方が人生が華やかになると思っているからだ。あくまでも個人の見解だが。
この先、20年、30年……と末永くこの趣味を続けていきたいと思う。


今年も趣味を楽しもう!



道中に咲いていたハイビスカス
撮影機材: Nikon 1 J5





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