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ミラネーゼとプリエーゼ、オレキエッテ・コン・チーマ ディ ラパ

今週から冬時間。
大好きな冬野菜チーマ ディ ラパがメルシェに出回り始めたので、「オレキエッテ・コン・チーマ ディ ラパ」のレシピを書きましょう。
プーリア州を代表するパスタに耳たぶの形をしたオレキエッテというのがある事は

でも書きましたが、そのオレキエッテのレシピの中でも最も有名なのがこのオレキエッテ・コン・チーマ ディ ラパ
日本で言うと菜の花に似たチーマ ディ ラパという野菜ともっと簡単なパスタレシピについてはこちらでも書きましたが

「タミーのチーマ・ディ・ラパのパスタ」が少数の食材を活かした極めてシンプル味なのに比べると、今回の「オレキエッテ・コン・チーマ ディ ラパ」ニンニク、ペペロンチーノ、アンチョビなどを使い、パンチのある一品です。日本人の口に合う事間違いなし。
ソースはパスタを入れずに、単独で付け合わせ野菜や、お酒のおつまみとしても美味です。ワインだけでなく、ビールや日本酒にも合いそうな味。
誰に教わったのか思い出せない。
南イタリア東端のプーリア州は長靴の踵に位置する。州都はバリ。他の南イタリアのシチリア、カラブリア、ナポリなどの出身の人達は、長年北イタリアに住んでいてもなんとなくそれとわかるのに比べ、プーリア出身の人はミラノにとてもよく馴染んでいて、ミラノはプーリア州の第2番目の都市(1番目は州都はバリ)と言われているくらいプリエーゼ、つまりプーリア州出身の人が多い。

ミラノとプーリア州の位置

ピエルパオロもプロスペロも、ビアンカもジャンニもルチャーナも、クチーナかジョリかのヘッダー写真の撮影者シルビオもみなプーリアの出身だ。
タミーのお母さん一家もプーリア州の出身でお母さんは姉妹で、スイス国境に近いヴァレーゼ出身の兄弟と結婚している。

と言うわけで今回も特定人物に関する特別なエピソードは無くレシピのみですが、レシピの後にイタリア語版ウィキペディアの写真からプーリア州の風景をいくつか選んでご紹介します。


材料写真


<材料> 2人分
・オレキエッテ 160g

・チーマ ディ ラパ 500g

・ニンニク ひとかけ

・ペペロンチーノ 1個

・アンチョビ 2切れ

・エキストラヴァージン オリーブオイル


<作り方>

1・鍋にたっぷりの湯を沸かします。

2・チーマ ディ ラパは葉と花の部分だけを取り洗って、ざく切りにしておきます。

3・1の鍋が沸騰したら塩を加え(パスタ茹でと同様なので水の量の1%が目安)2のチーマ ディ ラパを投入。

4・3を5分茹でたらオレキエッテも投入。

5・その間に大きめのフライパン(私は中華鍋を使います。便利ですよね、中華鍋)にオリーブオイルを熱し、小さく刻んだニンニクとアンチョビ、千切ったペペロンチーノ入れ、アンチョビが溶けるまで加熱します。

*ニンニクの本体を食べたくない場合は丸ごと潰して入れ、加熱し終わったら取り出します。

6・4が茹で上がったら水を切り5に投入し、強火でざっと炒めて出来上がり。


完成


以下はイタリア語版ウィキペディアからプーリア州の風景


北イタリアから電車でプーリアに入ると線路側に延々と樹齢数百年のオリーブの木が並ぶ。高速道路沿いでは見なかったと記憶している。
Photo©Deblu68


トッレ・サンタンドレア(レッチェ県)の海
Photo©Freddyballo


トゥルッリと呼ばれる円形の建造物が特徴的なアルベルベッロの村
Photo©Berthold Werne


モノポリの港
Photo©Hagai Agmon-Snir

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