だれにでもわかる文章を書きたい【note50記事】
noteを始めて約4か月、50記事を書き終えました。150人以上の方にフォローしていただいて、書くことに対するモチベーションがものすごく湧いています。サツマイモ掘りの感想文をイヤイヤ書いていた、小学2年生の僕に分けてあげたいです。
今回は、アクセス状況という客観的な数値と、自分の中の変化という主観的な感覚で、50記事を振り返りたいと思います。
アクセス状況
一番アクセス数が高い記事は村上春樹の『自己とは何か(あるいはおいしい牡蠣フライの食べ方)』でした。
3919ビューということは、たとえ1人2回この記事を読んでいたとしても、約2000人もの人が読んでくれたということですよね。凄い。
アクセス数だけでなく、スキ、コメントの数も圧倒的で、村上春樹氏の人気ぶりが分かりますね。僕としても気合を入れて書いた記事なので、とてもうれしいです。
僕は主に本の感想を書いているのですが、本とは関係のない記事もいくつかあります。自分としては結構気に入った記事もあるので、この機会に目を通していただけたら嬉しいです。
○アクセス数は低いけど気に入ってる記事3選
以上アクセス状況とお気に入り記事の紹介でした。
ここからはnoteを始めたことで自分に起きた「変化」を3つ上げたいと思います。
①読書スタイルの変化
本を読みながら、「この感動を人にどう伝えようか」と考えるようになりました。noteを始める前の僕にとって、読書は自分だけのものでした。カッコいい文章や共感する描写を見つけても、人に共有することはありませんでした。
本の感動を自分の中にとどめるスタイルも、もちろん一つの読書方法として十分楽しかったです。ですが、「共有する」という指針を持って読むスタイルは、元来「自分の考えを人に言いたい」僕にとって、更に楽しいスタイルです。読書のセカンドステージに立てたような気がします。
②目指す文章の変化
かるくてすらすら読める文章を目指すようになりました。以前の僕は、論文のような、漢字が多い堅い文章を好んで書いていました。簡単にいえることを難しい言葉でいうことがカッコ良いと思っていたのです。お恥ずかしい。ですが、noteでほかの方が書いた記事を読むと、「面白い」と思える文章はすべて誰にでもわかる簡単な言葉で書いている文章でした。
『井上ひさしの作文教室』では「作文」とは、
自分にしか書けないことを、だれにでもわかる言葉で書くこと
だと述べています。
「よしそれなら僕も、誰にでもわかる言葉で文章を書こう」と思って書いてみると、まあこれがとっても難しいのです。「誰にでもわかる言葉で文章を書く」には、まず書きたいことに対する、頭(または心)の中にある漠然とした感情を自分で理解する必要があります。自分でもわからないことを、人にわかりやすく説明できません。この作業がものすごく難しいのです。
難しい言葉を使っていた頃の僕は、漠然としたよくわからない感情をしっかり理解していない状態で、文章を書いていました。なのでよくわからない感情を、これまたよくわからない言葉で表すしかなかったのです。一見、「よくわからない」同士で、翻訳が成功しているように見えますが、その言葉を読んでも、それは当然よくわからない言葉なので、「僕が伝えたかった漠然とした感情」が理解できないのです。でも難しい言葉を使うことで、「カッコ良いこと」を言えてる感を味わって満足していました。
「自分にしか書けないことを、誰にでもわかる言葉で書く」をモットーにこれからも更新していきます。ですので、わかりにくいなって思ったら、遠慮なくコメントで指摘していただきたいです。
③SNSに対する感覚の変化
「知らない人」とつながる楽しさを知りました。僕の記事にいつもスキやコメントをして下さる方は、たぶん本名も顔も知らない方で、実生活で何の交流もない方々です。インスタグラムやツイッターでは学校や職場の友人をフォローしているため、「知らない人」からイイねやコメントが来ることはありませんでした。つまり、僕にとってのSNSは実生活で交流のある人と、ネット上でコミュニケーションをするためのツールで、そこで新たな交流が始まることはありませんでした。
ですが、noteでは「知らない人」をフォローしフォローされ、スキやコメントでコミュニケーションをとっています。インスタグラムやツイッターで「知ってる人」に対してするよりも、なんだか温かくて小恥ずかしい不思議な気持ちになります。僕にとって閉じられた世界だったSNSが、広く開かれました。Open the door.
これから
これまで50記事、自分が書きたいことを書きたいように書いて来ましたが、アクセスやスキやコメントがゼロだったら確実にここまで続けられませんでした。ひとえに今ここまで読んでいただいたあなたのおかげです。ありがとうございます。
そっと見ていただけるだけでもいいですし、スキやコメントで反応していただいても、とてもうれしいです。面白い記事を書いていきますので、今後ともよろしくお願いします。