会計検査院はこんな役所⑤ 〜夜の部・飲み会その他〜

職場の雰囲気については何度か書いて来ましたが、夜の部についてもっと教えて欲しいという需要がありそうなので、改めてこの点に絞って記事にしました。

※本稿は内向的な方に向けて書きました。コロナ禍がないことを前提にお読みください。

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基本的にドライ

昔は飲み会が多かったと聞きますが、今は酒好き？な人を除いて、人事異動等に伴う歓送迎会等のオフィシャルなもの(※)以外に参加している人はほとんどいません。

※課・室・班の単位で実施される。課単位の場合、会費は毎月の給料日に徴収される。

人事異動は副長以下が11月、課室長以上が4月に多くなりますが、稀に7月、10月、1月に身近な人が異動になることもあります。3か月に1回はオフィシャルな飲み会があるという理解でよろしいかと思います。

二次会
有志だけです。本当に。若者が無理矢理連れて行かれるなんてことはありません。そもそも二次会を開かないことも多いです。

参加しないと不利な扱いを受ける？
基本的にはありません。全部を断ると変な人だと思われる可能性は高いですが、用事があるとか急ぎの仕事があるとかで断る分には全く問題ないです。人事評価については、一次評価者が課長なので、圧の強い先輩調査官(稀に存在する程度)にどう思われていようが、全く影響しません。検査課の人事評価は、検査報告に案件を載せたかどうかだけです。

そうは言っても…
先輩調査官とは上手く付き合うことをお勧めします。チームで検査することもあるし、検査のやり方を教えてもらえる雰囲気を作ることも大事です。会計検査院は、あまり検査のやり方を教えてくれない職場です(みんな言ってます)。

出張編

事務官(一番下っ端)は一人泊(同室という意味ではない)が禁止されているため、先輩に同行することが多いですが、調査官補以上なら一人泊が可能なので、それぞれ別のホテルに泊まって、一人で食事に出掛けることも少なくないです(あるいはコンビニ飯とか)。

ただし、最終日の前日(木曜日)に合流する慣例(※)があるため、この時ばかりは一緒に食事に出かけます。

※検査は基本的に月曜日から金曜日までの一週間です。最終日に受検庁に対して指摘事項を伝達するため、食事をしながら各調査官が指摘した事項を副長に報告します。

なお、宿泊先は県庁所在地の駅前であることが多く、繁華街に繰り出すことになりますが、カラオケや風俗の類に連れて行かれるなんてことはありません。私なんかは、一回の出張で指摘事項が5個とかざらでしたので、副長のスピーチ原稿を明け方まで書いていることが多かったです。最終日前夜に遊びまわっている余裕がある人は、何も成果が出させなかった人とも言えるでしょう。とはいえ、ほどほどに観光することはありましたけどね。その辺は別の記事でご紹介します。

おわりに

内向的でも全然活躍できるし、検査で指摘できれば評価もされます。ご興味があれば、是非官庁訪問してみて下さい！