遊びの大切さと、子どものゲーム&スマホの付き合い方について調べてみた話
私は通信短大の幼児教育専攻の学生ですが、
これは授業とはさっぱり関係ありません。
教育オタクの単なるアウトプットでマニアックな上に
5000字あるので、流し読み程度でお付き合いください。
#今月中に仕上げなければいけないレポートは無視
#卒業できるかギリギリラインで不安すぎる
だって、こっちも勉強だと思うからさ。
幼児期の「遊びの大切さ」については、知ってる方は今さら?!って感じだと思いますが、大学の教科書には「幼児にとって遊ぶことは生きることです」ってハッキリと書いてあるぐらい
幼児教育の世界でも、
心理学の世界でも、
小児医療の世界でも、
脳科学の世界でも
常識といっても過言じゃないと思います。
なのに、なぜか保護者はあんまり知らない・・・。
資本主義な価値観で生活しているから
見栄えが良いところばっかり追い求めちゃうんだよね。
10年ぐらい教育本を読み漁った私の結論は
子どもはよく寝て、遊んでたら大丈夫なんだよ。
本屋さんをフラフラしていたら偶然出会ったのですが、
星友啓さんが親に教えることって何だろう?と思ったところから
今回の勉強が始まりました。
星友啓さんが書いている
人間の心の三大欲求はこちら。
①人とのつながり(関係性)
②できる感(出来た!っていう有能感)
③自分から感(自律性)
これって、ゲームが全部満たしてくれるんですよね。
だからゲームにはまって抜けられなくなるそうです。
確かに言われてみればその通りです。
引きこもりのイメージが強いゲームにも、社会性があるし「このままだと制作の道に進むしかない」とか「イースポーツだ!」って変な風に子どもを追い込まなくたって、ゲームに関するマーケティングだって勉強になるし、ゲームサークルでの会話も子供の成長には必要なものだと思うので、「ゲームが好き」というのは決して悪いことではないと思います。
視力だけ心配だけど・・・。
視力と思考力には関連があるって主張をする人もいるからね。
「ずっとゲームばっかりで・・・」と心配でしたら、こちらの本にはゲームの時間を減らすアドバイスもありますので
もしご興味があればお読みください。
#私もスプラがしたいんだ
#もうすぐクリスマスじゃないか
ゲームって私が子どもの時からあったんだけど
スマホが普及して10年ちょっとだから
みんな探りながら子どもに使用させている感じがあります。
親が夢中になっているから、そりゃ赤ちゃんだって触りたくなるわなと思っています。うちの娘はスマホは持っていないけれど、自由に使っていいタブレットがあります。まったくない状態で生活させる方が大変ですよね。
子どものスマホの使用については
家にある川島隆太さんの本をさらーーーっと読んで、使用方法に細心の注意がいるんだなと考えています。
↓ こちらで衝撃的な内容が読めます。
スマホを使ってはいけないとは思いませんが
フランスの思想家、ルソーが言う
「子どもを不幸にするいちばん確実な方法は、いつでも、なんでも手に入れられるようにしてやることである。」
この状態に近づけてしまうってことなんですよね。
不幸にしたいから与えてるわけじゃないのに、
スマホはいつでもなんでも出来てしまうという事実。
今、私自身がスマホから離れることが出来るのかやってみようとチャレンジしていて、23時から7時まで見れなくなるようにスクリーンタイムで制限をかけています。それだけでは不十分だなと思ったので、先週からサファリを開くことが出来るのも1日2時間に制限してみました。
2時間あったら十分だろうと思って設定したんだけど、時間をロスしたくない心理が働いて、調べたいことがわかったら即オフにしてます。
スクリーンタイムって偉いもので、「制限時間すぎてます」ってお知らせしてくれるので、いちいち使いすぎていることが意識できます。
それと、通知の半分以上がさほど大事でもないことだと気が付いて
こんなことに私の時間を使わされていたのか!!とも思いました。
子育てしていたらスマホに救われることたくさんあるんだけど、同時に依存しやすいように作られているんですよね。気をつけよ。
#たまには制限を無視してネットサーフィンしてやるぜ
#1日の持ち上げ回数を確認したらビビるよ
#noteはパソコンで書いている
スマホやゲームの使用方法と一緒に話題に上がるこちら。
子どものYouTube視聴について。
高学歴親という病の著者、成田奈緒子さんが
子どものYouTube視聴について
「子どもの脳はまだ未発達だから、二次元の刺激だけでは不十分で、
三次元の立体や五感を使った体験の両方が必要です。」
といった感じのことをお話しされていて、
やっぱりそうだよな~とシミジミ思いました。
子どもの学習のためと思って見せている動画は、ちゃんと三次元での経験と結びつけないと意味がないってことです。
#YouTubeのことをYouTubeで学習するというネタ
#メガネの成田さんではないよ
小児科医である成田奈緒子さんが言うには
子ども成長に絶対に必要なのは睡眠だそうです。
発達障害を疑われる子どもでも、
睡眠環境を整えることで生活の困りごとが改善することがあるようです。
「とりあえず睡眠時間を確保してから、余裕があれば保護者が必要だと思う何かをしてあげればいい。」というのは、神名言です。
余裕があったら1番オススメしたい
睡眠の次に大事な「遊び」です!
目に見えやすい早期教育よりも「遊び」のほうが絶対に大事です。私はかなりの合理主義者で、自分の子どもが賢くなるように育てたいと考えており、教育本を読みすぎて「教育オタク」になっています。だからこそ早期教育じゃなくて「遊びが大事」という結論に至った理由があります。単なる経験則じゃないよ。
ちなみに
遊ぶというのは誰かの監視がない状態で自由に過ごす時間のことです。
例えば、遊園地などで何かに相手をしてもらって体験をすることを私は「遊び」とは呼びません。インプットとして何かに遊んでもらうことも大事です。
しかし、それよりも遊園地から帰宅して、自分でイメージを再現する時間の方が遊んでると言えます。
受動的より能動的に遊んでほしい。
私の持論では、遊びにはレベルがあります。
小学校に入る前ぐらいまでの子どもたちは、空想の世界と現実の世界の間で生きていて、泥団子も本物に置き換えて脳で処理できるようです。
だから段ボール製のジェットコースターの車両だけあれば、めっちゃ楽しいのよ。もちろん本物との違いもわかっているのですが、空想の世界に簡単に入り込めるのは子どもの特権です。
すごいよね。うらやましい。
どんな子どもでも遊びレベル2までは本能として持っています。3と4になると自分で考えています。空想の世界に簡単にアクセスできる年齢の子どもたちは、大人のサポートを少し足せば、簡単にレベル3や4の状態で遊ぶことが出来ます。
だから幼児期の遊びってめっちゃ重要なんです!!
何回も何回もレベル4の状態で遊んでいると、大人のサポートがなくても新しいものを創造できるようになって、この経験は学校に通って知識を得た後に活きてくるんです!幼稚園や保育園の先生方の専門性はこのサポートにあって、発達に合わせた「導くための言葉かけ」も勉強しています。
保育時間中に子どもと一緒に遊んで子守りをしているだけではないよ。
この話、めっちゃ難しいんだけど伝わってるかな??
幼稚園の先生が遊びを重視して伸ばそうとするのは、「幼児期の遊び」には遊んでるだけで育つ生きるために必要な力が多いからです。ちなみに4の状態でしっかりと遊べる子どもは中学受験業界で「あと伸びするタイプ」と呼ばれることが多いです。
パッと思いつく遊びで育つ力は
★遊びが自発的なら集中力がつく!
★遊んでいると絶対に思い通りにいかなくなるので問題解決能力が鍛えられる!
★友達と遊ぶのならコミニケーション能力も鍛えられる!友達を説得するためには論理的な思考もプレゼン能力も必要。
★ごっこあそびはシュミレーション能力だったり、ロールプレイ能力そのものです。
私、あんまり能力能力能力って言うの好きじゃないんだけど、これからの時代に必要だと言われている
非認知能力は遊びで育ちます。
能力は環境によって変化するから、個人的な持ち物だけで決まるものではないって考えた方が良いらしいよ。
私の解釈では
幼稚園は日々の保育を「遊び」で構成されているので、先生が干渉しすぎなければ子どもたちは遊びレベル4の状態までいけます。だけど小学校は決められた学習要領があって、授業で基本として叩き込むのがレベル1とか2が多く、(そもそも詰め込みすぎだと思うから)学校生活でレベル4にたどり着く体験は少なそう。だから親が意識しておかなきゃいけないんです。
あと大人の遊びは、お金も知識もあるからレベル3の真似ではうまくいかない点があって工夫するの状態が基本だと思っているのですが、いかがでしょうか??
よって、賢い大人に育てようと思ったら
未就学で勉強してる場合じゃない。
とにかく遊んで、疲れたら休む!
これしかないよね。
#だって科学者が証明しているんだもん
#大人も一緒に遊べばいいんだよ
#ゴロゴロするのも最高
「遊び」と言われたら、せっかくだし賢くなるらしいパズルが良さそうじゃない?と思ってしまうのですが、たしかにパズルは前頭葉を刺激します。悪ではありません。しないよりした方がいい!
しかし
●川島隆太さんの本に「前頭葉は慣れてしまったら抑制現象がおきて働かなくなってしまう」といった内容が書かれていること
●発達障害のADHDといわれる状態は、前頭葉の認知機能がうまく働いていないことが原因ではないかといわれている
●星友啓さんがYouTubeで「クリエイティビティには認知機能が大事と考えられがちですが、ボーっとすることや何かを真似することとの切り替えがクリエイティビティです」と話されている
●成田奈緒子さんは「基礎をつくるために、しっかりと寝てください」と主張されている
上の4つのことを踏まえると、前頭葉だけ鍛えればいいというものでもなく
ボケーーーっとして脳みその中を整理する時間を持つことも大事です。スマホやゲームのし過ぎも前頭葉が慣れて安静時よりも働かなくなるという結果があるから、やっぱり付き合い方を考えなければいけないよね。
そういえば、体感してた。
そんなわけで、
森のようちえんで育った遊びの天才(長女)は
数年後には
超天才になっているはず!!笑
#まじ知らんけど
#そろそろ私の真似して勉強してくれてもいいねんけど
最後に
長くなってすみません。
大学の教科書には子どものスマホについて非難するような文章はあれど、じゃあどういう風に考えていけばいいのか、どういう風に保護者に伝えるのか全く何も書いていません。平成30年発行の教科書が多いから、情報がちょいと昔なんだよね。
それにしても時代の変化が速いなと思います。
今回いろんな動画を見たり本を読んでみて、個人的にはスッキリしました。
スマホもゲームもYouTubeも、子どもたちと付き合う上で絶対に避けて通れない物になっています。すごく極端な話だけど、スマホで暴力的な映像を何時間も見ながらコーラ飲んで過ごすっていうのは、わざわざ子どもに依存性の高いものばかり揃えて、依存症にしむけてるのと同じなんだよね。それにプラスして早期教育するのは、全ての方面から「消費者」として利用されてるだけだから気を付けて。
ゲームパーティも月1ぐらいだったら大丈夫なのかもしれないけれど、習慣化してしまってどうしようもないと感じているのなら、大人が何かを変えないといけないのかもしれない。8歳ぐらいまでの子どもになら、時間になるまで物理的に使えなくするタイムロックコンテナっていうアイテムも検討しても良いかもしれない。
ただ、学校にも家庭にも安心できる居場所がなくてゲームの世界で安心して過ごしているパターンもあるから、観察もせずに無策で取り上げればいいってものでもないんだよね。ここの加減は判断がかなり難しい。
親だって休憩したいし、ギャーーーって何十分も泣かれたら根負けして渡してしまうのもわかります。だからこそ、どうやったらうまく付き合っていけるのかしっかりと考えてほしいなと思っています。
そのときに、このアウトプットが誰かのお役に立てれば幸いです。
付き合ってくれて、ありがとうございました。