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【なみ研】有季が好きな「中島みゆき」の楽曲は『ばいばいどくおぶざべい』だが、彼の生き方は完全に『誕生』だった件…
こんばんは!梶モードです。^^
今回は「なみ研」と題しまして、日本を代表する歌姫「中島みゆき(以後、リスペクトを込めて " みゆきさん " と呼ばせていただきます)」について、綴らせていただきたいと思います。
▶ MCMとの意外(!?)な接点とは…
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私「梶モード」の処女作『メニー・クラシック・モーメンツ ~ Many Classic Moments ~(以後、MCM)』の主人公「皆藤 有季(カイトウ ユウキ)」は、中島みゆきが大好きです。
…、という「設定」にしています。^^
(1)中島みゆきと言ったら…
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言わずと知れた、日本を代表するシンガーソングライターのおひとりですよね。^^
シングル『アザミ嬢のララバイ』で1975年にデビューされたみゆきさんは、同年に開催された「第10回 ポピュラーソング・コンテスト」にて披露した『時代』でグランプリを受賞。
その後、同曲にて「第6回世界歌謡祭」でもグランプリを果たしています。
セカンド・シングルの『時代』を皮切りに、『わかれうた』『悪女』『空と君のあいだに/ファイト!』『地上の星/ヘッドライト・テールライト』といった数々のヒット曲をこの世に送り出し、1970年代、1980年代、1990年代、2000年代の4つの年代にわたり、ソロ・アーティストとしてシングル・チャートの1位を獲得しています。
そして、この記録は中島みゆきさんしか成し得なかった ” 快挙 ” としても、広く知られています。
(2)MCMには、みゆきさんの ” 作品 ” でいっぱい…
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そんなレジェンダリーなビッグ・アーティストであるみゆきさんの作品が、畏れ多くも、梶の処女作『メニー・クラシック・モーメンツ』の中に、たくさん散りばめられています。
それは「意図的」に、です。
たとえば、こんなシーンがあります。
…、それにしても、あのコラムたちが一冊の本となって、この世に生み出されるだなんて。
今にも産声を上げて誕生しようとしている子供を授かった、臨月の妊婦のような気分だった。
校閲や製本など、書籍化されるまでのプロセスはまだいくつも残っているけれども、30年以上続けてきた物書き人生の中で最も思い入れの強い作品になる、そんな予感がした。
結局、俺にとって「物書き」とは ―。
ここに登場する「産声」「誕生」「臨月」「予感」は、みゆきさんがリリースされたアルバムや楽曲のタイトルから拝借した言葉となっています。
・『産声』(2014年)※ 40th アルバム『問題集』より。
・『誕生/Maybe』(1992年)※ 27th シングル。
・『臨月』(1981年)※ 8th アルバム。
・『予感』(1983年)※ 10th アルバム。
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このシーンの語り手は、物語の主人公でもある「有季」です。
上述しているように、彼はみゆきさんの大ファンですから、きっとそんな彼なら、普段からみゆきさんにまつわる表現を交えて独白するだろうと考え、こんな感じの文章を綴ってみました。
(3)キャラ設定の実験劇場!?
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他にも「MCM」の中に、みゆきさんの要素を散りばめた ” 理由 ” はいくつかあります。
そのひとつに、私が ” とある実験 ” を試してみたかったから、というものがあります。
それは何なのかというと、「物語の主要な登場人物と、みゆきさんの楽曲をペアリングさせ、その世界観でキャラクターの設定(背景?人生?)を補完していく」という試みです。
たとえば、有季の元彼の「サトシ」には『慕情』、シュンの妹の「逢子」には『この世に二人だけ』、ゲイバーのママ「時子さん」には『常夜灯』といったように、歴代の「中島みゆき作品」と彼らの「人生観」を重ね合わせ、一人ひとりのキャラを細かく形成していく、といったことやっていきました。
・『慕情』(2017年)※ 45th シングル/42th アルバム『相聞』より。
・『この世に二人だけ』(1983年)※ 10th アルバム『予感』より。
・『常夜灯』(2012年)※ 39th アルバム『常夜灯』より。
(4)有季の ” 一曲 ” は、やっぱり「○○」…!?
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以前、私は「note(【設定】キャラクター紹介 ~ 有季編 ~)」にて、
みゆきさんは、仕事やプライベートで凹んだときによく聴いている。特にお気に入りの3曲は『誕生』『ジョークにしないか』『ばいばいどくおぶざべい』。
と、有季のフェイバリット・ソングとして、上記の3曲をあげておりました。
これは彼が生きた年代(特に音楽的に最も影響を受けやすいと言われるティーンエイジ)、彼の趣向やパーソナリティー、酸いも甘いも噛み分けた人生…に鑑みたら、彼がこの曲たちをセレクトするのは妥当なのではないか、と考えての、私なりの妄想です。
この三曲の中では、きっと、彼は『ばいばいどくおぶざべい』が一番好きなはずですが、私が「有季」のキャラを設定する上で彼のパートナーに添えたみゆきさんの楽曲は、1992年にリリースされた27枚目のシングル『誕生』でした。
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この『誕生』という曲は、みゆきさんの代表作のひとつとして、かなり有名ですよね。
他のアーティストへの提供曲も含め、この世に数百曲存在するみゆきさんのすべての曲の中で「この曲以外に有季の心の内を形容するものはない」と、勝手に興奮した梶(私)は、有季のキャラの根幹をなすもの、彼のこころを具現するエッセンスとして、畏れ多くもこの楽曲(の世界観)をオマージュさせていただきました。
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私にとっても『誕生』は、みゆきさんの作品の中で、とても大切な一曲となっています。
梶は「カラオケ」がめちゃくちゃ大好きなのですが(…、一体何のカミングアウト?w)、私はこの曲をきちんと歌えたためしがありません。
歌ってみたいと、思ってはいるのですが、いつも歌っている途中で涙がぽろぽろ出てきてしまうので、最後まで歌い切ることができないのです。
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最初の歌詞から、こころはすでに震えているのに、二番の歌詞の、
忘れない言葉は だれでもひとつ
たとえサヨナラでも 愛してる意味
このフレーズで、梶の涙腺は爆発です。( ˘•ω•˘ )
その曲をしっとりと、そして、一本芯がとおった力強い想いを抱いてすきっと歌い上げているみゆきさん。
彼女は、本当の意味で「ただものではない」ですよね。
まるでこの世に降臨した「女神様」のようです。
ひらひらとしたドレスを身に纏い、いつだって綺麗、そして、いつだって可愛いみゆきさん。
…、もうバレバレだと思いますが、梶も、そんな「みゆきさん」のことが、とてもとても大好きなのです。^^
◆ まとめ:拝啓 中島みゆき 様
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みゆきさんのアルバムをすべて聴いたその日から、私の人生(こころ)は、確実に豊かになりました。
赦されたような、気持ちになりました。
人生と正しく向き合うための、準備運動をさせていただいたようにも思います。
みゆきさん、数多なる作品をこの世にリリースし続けてくださり、本当にありがとうございます。
そして、今日(2月23日)は、みゆきさんのお誕生日ですよね。
女神がこの世界に舞い降りた、きらきらと輝いた日…
本当におめでとうございます^^
また、コンサートに足を運ばせていただきますね。
いつまでも、いつまでも、これからもずっと、私はみゆきさんの素敵な作品を心待ちにしております。
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