読書アウトプット 「資金調達X.0」を読んでみた!
今回は自分自身のアウトプットを兼ねて、先日読んだ「資金調達X.0」という本を読んで感じたことをダラダラと書いてみたいと思います。
タイトルだけ見ると、実際に起業をしている人以外は関係のない内容だと思う方が多いと思いますが、これから何かしらビジネスを始めてみようと思っている人にも参考になる内容となっているので、ぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです。
起業しやすい時代になっている
近年、新型コロナウイルスが流行したこともあり、働き方が大きく変わりました。
その一つがリモートワークをはじめとする、場所を選ばない働き方です。
そんな「誰でも、どこでも」仕事ができる環境は、とても起業しやすい環境だと言えると筆者は述べています。
たしかにこの環境は、出産を控えている妊婦の方や子育て中の方、田舎に住む親の介護をしなくてはいけない方などであっても仕事をすることが可能ですよね。
このように本来仕事をすること自体を諦めざるを得なかった人でも、場所や時間に縛られることなく自分のペースで仕事ができる環境は、多くの人にとって良いことではないでしょうか。
また、SNSの普及もかなり大きいと感じます。
日本全国のみならず、世界に向けて発信ができ、これまでただの一般人だった人が一気に有名人になることだって可能です。
そんなSNSのフォロワー数やいいね数、YouTubeのチャンネル登録者数などが明確に数字として表れ、個人の信用が可視化され、この信用がお金に変換されるようになりました。
これからの時代は、この個人の“信用“がかなり重要になると述べられていましたし、様々なところでも言われています。
やはりこう考えると誰でも起業がしやすい時代だと言えると思います。
とはいえ、これまでなんの経験もない人がいきなり大きなことをやれと言われても難しいですよね。
そこでまずは、副業からビジネスにチャレンジすることを筆者はオススメしています。
本業の仕事をやりつつも、空いた隙間時間で何か小さなことでもビジネスに挑戦してみる。
そうして少しずつ学んでいくのが良いと思います。
今はリスクが少ないビジネスもたくさんありますし、失敗したからと言って大きな負債を抱えるなんてこともありません。
なので、改めて僕自身もどんどん色々なビジネスにチャレンジして、学んでみようと思いました。
この本では、ビジネスをするに当たって最低限押さえておいた方が良いことをいくつか紹介してくれていました。
その1つが財務三表です。
財務三表とは、「損益計算書(P/L)」、「貸借対照表(B/S)」、「キャッシュフロー計算書」の3つの資料のことを指し、財産の状況や収支状況、お金の流れを把握するためのビジネスをする上で必要不可欠なものです。
正直僕もあまり理解できていない部分があるので、ここはかなり深く勉強しなければと焦っています。
この他にもそれぞれ重要なものを分かりやすい説明のもと紹介されているので、良かったらぜひご自分で読んでみてください。
規模が大きくなったら資金調達を考える
ここからは少し本格的に資金調達の話になっていきます。
本の冒頭部分では、先ほど話した時代の流れ、「ビジネスにチャレンジしてみよう!」的な話だったのですが、中盤から終盤にかけては資金調達の仕方やポイントについて解説されていました。
徐々に始めたビジネスが成長していき、これからさらに規模を大きくさせようとした時に必要になることが資金調達です。
この資金調達をする上で絶対に知っておくべきことは、デット(融資・借入)とエクイティ(出資)です。
もし、創業時どこかから融資や借入をする場合は、「日本政策金融公庫」がオススメされています。
国の政策のもと、「創業支援や事業の支援」などを重点的に行うことを目的とされているため、一般の銀行では融資が通らないような事業であっても融資を受けられる可能性があります。
また、融資を受ける場合はなるべく創業前から創業してすぐにかけて申請することが大切です。
創業して時間が経っていると、これまでの決算書の提出を求められたりと、業績次第で融資を受けられるかが変わってしまいます。
なので、できるだけ早く、可能であれば起業前に申請をすることがオススメです。
もう1つの調達方法であるエクイティ、いわゆる出資を受ける場合の注意点も詳しく解説されています。
その中で特に重要だと思ったのは、「持株比率」です。
株式会社にとって株式というのは最も重要なものと言っても過言ではありません。
その株式を出資してくれるからと言って、持株比率に注意せず投資家に多く渡してしまった場合、会社を乗っ取られてしまうことだってあり得ます。
なので、しっかりと資本政策を立てた上で資金調達を考えることが重要になります。
そして、これら融資と出資どちらにも共通して言えることは、しっかりとした事業計画書が必要であることです。
この事業は、「どのくらいの時期にどのくらい儲かるのか」、その事業の存在意義を明確にし、進むべき方向性を示すものを作る必要があります。
それを見て、銀行や投資家が融資や出資をするか判断をすることになるので、かなり考え抜いて作る必要があると思います。
僕自身も以前VCの方の前でプレゼンをさせてもらうことがあったのですが、すごく数字について細かく突っ込まれました。
本当にこの行動でこの売上が出るのかなど、かなり詰められた経験があります。
事業計画書を作る際は、お金を出す人が納得する根拠ある数字、行動計画を立てることが大切だと思うので、もし実際に作るタイミングになったらそのようなポイントを意識してみてください。
まとめ
資金調達は、まだまだ自分にとっては身近ではないものだとは思いますが、筆者の小山晃弘さんのYouTubeを良く見ているということもあり、何となく手にとって読んでみました。
すると、思った以上に今の自分にも関係のある内容が書かれていたので、とても参考になりました。
ただ、読むことが目的ではなく、読書はあくまで1つの手段に過ぎないので、これからどう活かすかが大切になります。
読んでいて、この知識やアイデアをどう活かすかワクワクするような一冊だったので、少しでも興味を持たれた方は、ぜひご一読を。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次回もお楽しみに