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英語を読むコツ① 名詞SV


名詞SVのパターン

書くことがなくなってきてる今日この頃ですが、英語を読む時のちょっとしたコツを何回かに分けて紹介していこうかと思います。

今回は「名詞SV」です。例文をいくつか出してみましょう。

The book my mother wrote is on sale.

The boy I know.

二つとも「名詞SV」の形をしていますか、実はそれぞれ違った文法事項です。

一つ目が「関係代名詞」で二つ目が「倒置」です。

名詞SVを見たら、上記のどちらかです。しかし実際は関係代名詞であることが多いので、「名詞SVを見たら真っ先に関係代名詞を予想する」を徹底してください。

それで辻褄が合わなかったら倒置と解釈してください。

パターン① 関係代名詞

複雑かつ頻出なのが関係代名詞ですが、コツを掴めば簡単です。

関係代名詞は「形容詞のカタマリ」を作って不完全文になります。形容詞のカタマリとは例文で言うところのmy~wroteまでが関係代名詞になります。この部分が直前の The bookを修飾しています。つまり「”私の母が書いた”本」となり、全文訳すと「私に母が書いた本が発売中です。」となります。

関係代名詞については過去に詳しく解説していますので、そちらもご覧ください。

パターン② 倒置

倒置とは語順が入れ替わることです。ただ、語順が変わると言っても闇雲に入れ替わられたら困りますので、パターンは決まってますのでご安心ください。

今回は「SVO」が「OVS」に倒置します。例文で見ると「I know the boy.」のthe boyが前に出てきて、「The boy I know.」という文が完成します。

ちなみに英語はエンドフォーカスですから、文末に強調がきます。例文では「I know」に強調が置かれています。なので「その少年を知ってるのは、私だ」のように、そのニュアンスまで訳出すると書き手の気持ちがのった和訳ができます。

①と②の判別法

判別法はシンプルで「名詞SVで文が完結するかどうか」です。

「The boy I know.」はこれだけで文が完結しています。その証拠に文末に「.(ピリオド)」があります。

逆に「The book my mother wrote is on sale.」はThe book my mother wroteだけでは文として不十分です。本題とズレるので細かいことは省きますが、これでは名詞のカタマリなので、文として成立してません。

今回は以上になります。最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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