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「感情」に間違いはない。

映画JOKERを見ての感想。

私は、JOKERを見て

「感情に間違いはない」と感じました。

なぜなら、JOKERを見ることで「行動」と「記憶」には、是非が存在し、間違ったJOKERの非行には同意、共感することができないが、アーサーの感じた気持ちや思いなどの「感情」には間違いがなく、理解し、共感することができると感じたからです。


一つ目は「行動の是非」についてです。

行動の是非とは、当たり前ですが、行動には、是と非が存在し、やって「良いこと」と「悪いこと」があることを指します。

そして、JOKERを通して、自分にとっての善意が相手にとっては迷惑となり得る状況があると感じました。

アーサーが、バスの中で、前の座席に座る「退屈そうにしている子ども」を笑わせたところ、子どもの母親にやめてくれと言われたシーン。
アーサー
「退屈そうな子どもを笑わせる」善意ある行動
母親:
「知らない人に子どもを構われた」迷惑な行動

そのため、相手によって、自分の善意ある行動が相手の迷惑になることがあり、自らの行いが是が非にもなり得ると自覚して行動する必要があると感じました。


二つ目は「記憶の是非」についてです。

記憶の是非とは、記憶が、時として間違いや勘違いが含まれており、自分の記憶が「正しいこと」と「正しくないこと」があるを指します。

そして、JOKERを通して、その記憶は、現実に起きた「事実」と想像や妄想からなる「架空」の出来事が含まれているため、不確かなものであると実感しました。

現実の記憶:
アーサーが先週カウンセリングを受け、前回と同様に話に耳を傾けてもらえなかったというシーン。
架空の記憶:
アーサーが、ソフィーと知り合い、母が危篤の際に励ましてくれたシーン。

そのため、自らの記憶が「現実」の行動と「架空」の想像や妄想からできていることを理解し、時として、間違いや勘違いが含まれた不確かなものであると自覚することが必要であると感じました。


三つ目は「無限の感情」についてです。

無限の感情とは、感情は、自ら生まれる「嘘偽りの無いもの」であり、常に良い悪いに関わらず、無かったことにはできないものであることを指します。

そして、JOKERを通して、その気持ちや思いなどの感情を押し殺し、無視し続けると消化できずに、膨張して抑えきれない衝動、狂気に変わると感じました。

アーサー
理想:人を笑わせたい。
現実:なかなかうまくいかない。
感情の無視:
家に帰ると、その気持ちを押し殺して、
笑い母を励ましながら懸命に生きる。
感情の膨張
感情を押し殺し、自ら笑うことで平静を保っていたが、いつしか抱えきれないほど膨れた感情が爆発し、狂気となり、JOKERとなる。

そのため、嘘偽りない自分の感情と向き合い、尽きることない感情を消化するため、時として休みや息抜きなどの調整、コントロールが必要であると感じました。


そして、自らの嘘偽りのない気持ちや思いに素直に向き合い、感情を触媒に成長し続ける存在でありたいと思います。


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