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Apple Watchのバンド選びについて
*この記事では、 Apple Watchのシリーズを「S〜数字」とし、Apple Watchを「AW」と簡略化した名称で用いていく。
このテーマで執筆する背景には、S4からAWを使用してきてバンドの選びはハード面での使い心地よりも重要であると実感したことがある。そして付け心地といったものは、個人の感覚的な部分でもあるのでこの記事を閲覧してくれた方、全てに当てはまるわけではない。あくまで個人的主観であり、購入を参考にしている人にはオススメできるだろう。
各製品のリンク(42mm)も貼っておくので、是非。NikeはAppleストアのURLを貼っておく。
スポーツバンド
このバンドは、AWを代表するバンドとして有名である。AWといえばこのバンドというように人気のバンドである。このバンドは、オールシーズン使用可能であることに加えフォーマル・インフォーマルといった使用シーンを選ばないのが特徴的である。装着感としては、夏場は基本的に汗をかきやすいく、特に手首に汗をかきやすい。これに伴って手首とバンドが密着するので不快感も感じやすい。冬などは比較的、汗をかきにくいかもしれないが、それでも場面によっては汗をかく場面があった。正直、今まで使用してきたバンドの中では一番汗をかきやすい。バンドの見た目も良くも悪くもAWらしいといえるバンドでもある。購入するバンドを決めかねている場合にはオススメできる。ただし、汗をかきやすい人は、スポーツループなどといったナイロン性のバンドをオススメする。
お風呂に入る際にも気兼ねなくAWを装着している。手を洗う場面や皿洗いなどといったように生活していて水を避ける方が難しい。そのような時に水がかかった程度では全く問題ない。しかし、濡れた場合には、バンドを取り外して接合部をティッシュ、タオルなどで拭き取ることを心がけたほうが清潔に使用できて精神衛生的にもいい。そういう意味では、持っていて損をしないバンドの一つである。
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スポーツループ
このバンドもスポーツバンドと同じくらいAWを代表するバンドである。このバンドは、オールシーズン使用可能であるが、フォーマルなシーンでの使用には向いていないが、カジュアルな服装には合う。装着感としては、スポーツバンドと比べ快適かつ手首の太さによる制約を受けないといった面では優れている。バンドの重さが10gを切るため、腕時計を身につけているといった感覚を忘れさせてくれる。唯一の欠点として、バンド自体の耐久性が低いことが挙げられる。ナイロン製であることもあり、バンドの留め具や装着部の生地劣化などといった問題は避けられない。バンドの装着感のよさと引き換えにバンドの劣化が早いのは許容できるのでデメリットと言い切ることができない。このバンドだけが耐久性が低いわけではなく、ナイロン製といったように装着感を優先しているバンドは比較的に劣化に弱い傾向にある。
手を洗う時などには、濡れてしまうと装着感が悪くなってしまう可能性がある。水に触れる機会が多い人には、オススメすることはできない。
腕時計を装着する際には、キーボードにホームポジションがあるように決まった面に対して固定したくなる。使用していくとマジックテープと密着面が毛羽立ってしまい固定する力が弱くなってしまう。またスポーツバンドのように濡れても水を拭き取れば綺麗になるわけではない。そのため清潔に使用してくためには、定期的な洗濯も必要になる。そのため、洗濯をする習慣があり、こまめに維持していく必要があるので結構気を使いながら使用していた。洗濯をする時は、ネットなどに入れることをオススメする。それでも装着感といった面では、シリコン製と比べれば不快感がないのでオススメできるバンドである。スポーツ・Nikeスポーツバンドの方は実物の写真があるのだが、スポーツループの方は見当たらなかった。
nikeスポーツバンド
このバンドは、Nikeシリーズの特権のバンドである(S7までは通常のAWと差別化して販売されていたが、現在は販売していない)。見た目からは、スポーツバンドに穴が空いただけだと思う人もいるかもしれない。そのため使用シーンとしては限られるかもしれないが、暗いカラーを選択すればその障壁を軽減することができる。フォーマルな場面での使用は向いていないかもしれない。しかし、見た目と相反して装着感はスポーツバンドと比較するとかなりよい。Nikeスポーツバンドの無数の穴は、通気口の役目を果たしており、皮膚と密着する部分を減らすことで汗がこもらず快適に使用することができる。
言い換えれば、スポーツバンドとスポーツループをハイブリッドしたようなバンドと考えてもいいかもしれない。ただシリコン製であるため腕との密着感で比較すれば別物ではある。
睡眠時でもAWを身につけてログの計測をしているが、基本的に使用しているのは、Nikeスポーツバンドである。睡眠時の腕への不快感が少ない。スポーツループも睡眠時に使用してみたが、ナイロン製かつ耐久性という面からタオル生地などと擦れるとバンドの隙間にゴミが入り込んでしまってストレスに感じた。睡眠時には、こちらのバンドの方が優れている。
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42mmケース用カーゴカーキNikeスポーツバンド – M/L - Apple(日本)
余談
基本的にApple純正のバンドを使用してきたが、品質的なこともあるサードパーティ製品の購入は控えてきた。最近は金属系のバンドも使用してみたいという気持ちもあり、これを純正で購入した場合には軽く1万円を超えることから悩ましい問題である。それでも純正品の品質は保証されており、長期間の使用ができるため欲しいバンドに投資をすることは悪いことではない。精神衛生的にも、純正品のバンドのほうが使用していて気持ちがいい。個人差はあるだろうけれど。
今現在使用しているS10のジェットブラックのデザインは、気に入っている。購入時のバンドとして選んだのは、Nikeのスポーツバンドである。しかし、一本は金属系のバンドがあってもいいと思うようになった。検討しているのはミラネーゼループである。手や首にアクセサリなどの装飾品を身につけるのが苦手な人でも腕だけでもさりげないアクセントなる。購入する可能性は高い。以下に欲しい人のために、リンクを貼っておくので是非。
まとめ
今回、このテーマで執筆している中で、AWには多くバンドの選択肢があることを改めて実感した。現在まで使用してきたバンドが計3本と使用している数は少ないが、3本をローテーションして使用することで見えてきたそれぞれの特徴を詳しく紹介することができたのではないか。同じようにバンドの選択に悩んでいる人にはぜひ一度読んでもらえれば嬉しい限りである。
文量が多くなってしまったが、バンドの使用感はAWを継続して使用するための壁であると考える。そのためバンドの装着感は蔑ろにできない部分でもある。そのため各ユーザーが好む装着感を追求し、延長線上にAWを生活の一部に取り入れる
装着感にこだわりを持つことは、AWを健康デバイスの一部として生活の一部に取り入れるためには必須である。
感覚の話になるが、装着時の不快感が少ないバンド選びによってAWのパフォーマンスを最大限活かすことができると考えている。繰り返しになるが、Nikeのスポーツバンドは優れたバンドであることには変わりはないが、劣化のしやすさはまだ未知数な点も多いので、その際には記事にして報告する予定である。長くなってしまったが、バンドについての悩みがある方は参考にしていただきたい。他にもAW関連の記事があるので目を通していただけたら幸いである。以下にリンクを貼っておくので、是非。