読んだ本のレビュー(適当に) -統計学入門-
こんにちは!なんとなく気ままに読んだ本を紹介してみようと思い、始めました。
筆者の読書来歴
筆者は理系院卒のメーカー勤務アラサーです。
私は基本的に下記のジャンルの本を読んでいます。
ビジネス書
自己啓発書
専門書(データサイエンス・統計・医学・生物)
技術書(Python, Excel, R)
そんなの読書じゃない!って方もいらっしゃるかと思うのですが、
どんな本にも著者の意思が入っているとおもうので(編集者もかな)分け隔てなく考えています。
今後は読んだ本をざっくばらんにレビューしていきたいと考えていますので、どうぞ気になったものを読んでいただければと思います。
今回、第一回目として紹介するのは、これ
統計学入門 東京大学出版会
https://amzn.asia/d/ged4w5z
いや~一回目から面白くない本紹介してんじゃねえよとお思いかとも面ますが、私なりにこの本にはたくさん助けられたので、紹介しますね
本のタイトルから推測するとおり、この教科書は東大で使われているようです(おそらく・・・)
東大だからといってめっちゃ難しく書いているわけではなく、かといって簡単でもないような内容でした。対象は理系・文系どちらも対象にしているようです。
統計学の歴史や統計学は何か?といった導入があり、読み物としても面白いと思います。
私の利用法としては、じっくり腰を据えて何周も読みながら数式を写経して頭に残す・・・といった地道な作業を行ったり、勉強中に用語の意味などが分からなくなったときに戻ってくる辞書的な使い方をしていました。
特に好きなのは、第10章の 正規分布からの標本 です。
統計を学ぶと必ず正規分布の仮定は出てきますから、何度もここに立ち戻りました。
正規分布の性質であったり、分散の既知・未知の際の標本平均の標本分布について式変形と合わせて、式の解釈を平易に記載しています。
t検定などの基本になるので、じっくりと読み込みました~
また、各所にコラム的なものを設けているので、実際の適用例などを知ることができます。
確率・検定・推定・回帰までをカバーしているので、これをやれば統計検定2級も合格できるでしょう。
まあただ、最初の統計学への入門にしては、高校数学も忘れかけていたよわよわ理系院卒には難しかったので、他の数式をあんまり伴わないような本を読んで、イメージを付けてからやったほうがいいと思います。
QC検定への対応でいうと、前述の範囲をカバーしてはいますが、管理図や実験計画法など、品質管理に使うような手法については記載はありませんので、別の参考書を見ておく必要はあると思います。
ただ、やはり分散や標準偏差についての考え方は共通だと思いますので、この本を主軸に学習するのがいいかなーっと思います。
というわけで、いわゆる赤本 統計学入門 について紹介をしてみました。
主に自分の持っているその本へのイメージや見方について書いていきたいと思いますので、ぜひ引き続きよろしくお願いいたします。