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睡眠専門家がおすすめする睡眠の質が上がる飲み物

理想の睡眠時間を確保することができない、寝つきが悪い、寝ている間に目が覚めてしまう、起きても熟睡できていないという睡眠障害に悩んでいる人はたくさんいます。

特に十分な睡眠時間を取れない人は睡眠の質を上げることを意識してみましょう。

短時間の睡眠でも今までとは違う眠りを体感できることができます。

今回は睡眠の質を上げるために効果的なおすすめの飲み物やどのタイミングで飲んだらよいのか、逆に睡眠の質を下げてしまう飲み物もご紹介します。



睡眠専門家がおすすめする睡眠の質が上がる飲み物


みなさんは睡眠の質を上げる飲み物と聞いて、何が思い浮かびますか?

ホットミルクやハーブティーと答える方が多いのではないでしょうか。

今回は睡眠と飲み物の関係についてくわしく解説していきます。

睡眠のヘルスケアに悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。



睡眠の質を上げるおすすめの飲みもの


まず、睡眠の質を上げてくれる飲み物を3つご紹介します。


白湯
睡眠の質を上げる飲み物のなかで、最も手軽に取り入れられるのが「白湯」です。

白湯はお湯のことなので、水とやかんやポットさえあれば手軽に取り入れられます。

寝る前に温かいドリンクを飲むことで、心身ともにリラックスしやすくなります。

また、水分を摂ることで寝ている間に失う水分を補う効果があります。

特に暑い時期には寝ている間に脱水症状を起こす可能性があるので、寝る前の水分摂取は大切です。


牛乳
「牛乳」も安眠効果が期待できる飲み物です。

牛乳に含まれるカルシウムは自律神経の交感神経の働きを抑える効果があり、イライラはカルシウム不足のせいと言われたりしますよね。

交感神経を抑えるとリラックスさせる副交感神経が優位になるので眠りやすくなります。

また、牛乳のタンパク質も睡眠の質を上げる効果が期待できます。

このタンパク質にはトリプトファンという成分が含まれており、脳内でセロトニンを生成します。

セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれ、精神が安定するため、睡眠障害の改善にも効果があります。


ハーブティー
睡眠に効果があり、手に入りやすいハーブティーを2つご紹介します。

「カモミールティー」には神経を鎮める効果と、筋肉を弛緩させる効果があります。

心身ともにリラックスできるので、緊張で力が入ってしまう方やデスクワークなどで肩こりに悩まされている方にもおすすめです。


「ラベンダーティー」には、鎮静作用と抗不安作用があります。

ラベンダーの香りには、リラックス効果があることがわかっています。

神経をリラックスさせてくれるので、寝る前に飲むことで深い睡眠につながります。



なぜ睡眠の質が上がるのか?


睡眠の質を下げている大きな要因に、ストレスがあります。

ストレスによって寝つきが悪くなったり中途覚醒を起こしてしまうときに、飲み物で不足している成分を補うことで、睡眠の質を上げてくれます。

また、成分だけでなく寝る前にホットドリンクを飲むことでもリラックスできる効果がありますよ。



飲み物をいつ飲むのが良いのか


寝る直前に食べ物を食べると睡眠の質が下がると言われていますが、飲み物はどうでしょうか。

基本的に、胃腸に負担がかかる飲み物と身体を冷やす飲み物は、寝る直前には避けた方がよいです。

安眠に効果があるホットドリンクの場合は、寝る1時間前くらいに飲むのがおすすめです。

どうしても寝る直前に飲み物を飲みたい場合には、ぬるめの白湯がおすすめです。

白湯なら胃腸への負担が少ないですよ。

また、寝る前に水分を摂り過ぎてしまうと、夜中にトイレで目が覚めてしまうので注意が必要です。

夜中のトイレで起きたくないという方は、寝る1時間前までに飲むのがおすすめです。



睡眠の質を下げてしまう飲み物


お酒
アルコールは睡眠の質を下げてしまうことが知られています。

アルコールを摂ると、寝つきこそよくなるものの、睡眠の後半で眠りの質が低下してしまいます。

また、眠るために睡眠導入剤の代わりとしてお酒を飲む方もいますが、身体への悪影響が大きいです。

寝酒が習慣化すると身体がアルコールに慣れてしまい、だんだんとお酒の量が増えてしまいます。

アルコールは、寝る4時間前までに切り上げるのが理想です。


コーヒー・紅茶・緑茶
睡眠の質を下げる飲み物の2つ目は、カフェイン入りのドリンクです。

コーヒーや紅茶などにはカフェインが含まれています。

カフェインには脳を興奮させる効果があるので、寝る前に飲むことで睡眠の質を下げてしまいます。

ただし、昼寝のときには積極的に取り入れたい効果があり、昼寝前にカフェインを摂ることで昼寝からスッキリと目覚めやすくなります。

そのため、昼寝後に眠気が残ってしまうという方におすすめです。

コーヒーやお茶の味や香りが好きという方は、夕方以降はカフェインレスタイプを飲むという方法もおすすめですよ。



市販の睡眠ドリンクは効果があるのか


市販の睡眠ドリンクの効果については、睡眠不足の原因を解消できる成分が入っていれば効果があると言えます。

睡眠ドリンクは睡眠薬と違い効果が弱いので、効くかどうか試してみる気持ちで、いろいろな睡眠ドリンクを試してみるという方法もおすすめです。

睡眠ドリンクに配合されていることが多いのは「GABA」という成分です。

GABAには抗ストレス作用があり、脳を落ち着かせてくれる効果があります。そのため、ストレスで寝付けないという方におすすめですよ。



まとめ


今回は、睡眠の質を上げる安眠効果のある飲み物をくわしく解説しました。

ハーブティーや睡眠ドリンクなどは、睡眠薬と違って副作用の心配がないので、気軽に試せるところがポイントです。

特に白湯は水さえあれば試せるので、最初に試してみるのがおすすめです。

寝つきが悪いという方は、ぜひ参考にしてください。


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