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【77.8%の社員が効果を実感】社員の人間力が向上する勉強会の中身を大公開

以前、当社の「2030プロジェクト”リエゾンチーム”」について、2本の記事を書きました。

【KAIHO2030プロジェクト】社員の人間力向上とコミュニケーションを促進する方法。会宝産業バージョン。

【社内勉強会】社員が変わった!人間力向上と組織変革のお話

ありがたいことに、2本目を掲載した後、「社内勉強会の実際のやり方を教えて欲しい」というコメントをいただきました。改めて自分の書いた記事を読み直すと、確かに具体的な運用方法についての記載が乏しいなと感じたので、今回は実際にどのように運営しているかをご紹介します。

会宝アカデミーは全社員参加で、毎月1回×60分、就業時間内に行っています。毎月交代制で2名の社員がファシリテーターを担当します。

【準備】

まず、社員には一人一冊、月初に『致知』が配布されます。
そして、ファシリテーターは担当月の『致知』の記事を全て読み、その中から推薦記事を4本選びます。
準備の最後として、社員は会宝アカデミー当日までに、その推薦記事4本を読み、いずれかの記事の感想文を書きます。

これが『致知』です

【会宝アカデミー当日】

くじ引きで数名ずつのグループに別れ、グループワークを2つ行います。

・グループワーク1
自分の書いた感想文をグループ内で共有します。発表者以外は、その人の感想文の内容やその人自身について「美点凝視※」でコメントをします。

・グループワーク2
『致知』では毎号設けられているテーマがあり、それについて自分の考えを各自が順番に発表し、テーマについて掘り下げていきます。

・まとめ
各グループの代表者が意見をとりまとめ、全社員の前で発表します。

各自、推薦記事を読んで勉強会に臨みます

以上が会宝アカデミーの具体的な内容と運用方法です。
以前の記事でも書きましたが、この勉強会を始めて1年後に行った社員アンケートでは、自分自身に変化があったと感じている社員が77.8%、仕事がスムーズになったと感じている社員が65.8%という結果が出ました。

『致知』には成功者や専門家の人生哲学や経験談(個人的には日本的な価値観が重視されているように感じます)が書かれているので、それを読むことで人としての心構えが養われますし、自分自身の内面的な成長が期待できます。また、リーダーシップスキルの向上や逆境を打開する原動力を得られる人もいるはずで、いずれにせよ自己成長を促してくれます。

当社の会宝アカデミーの取り組みが、どなたかの参考になれば幸いです。

※美点凝視(びてんぎょうし)
相手の短所や欠点に目を向けるのではなく、長所や徳性に意識的に目を向けること。


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