【環境問題を考える】大人に理解できるのか!?小学生がくるまの秘密基地を廃車や廃材で作ってみた
当社は2023年8月から約半年間、「次世代型インターンシップ」を行いました。ここでは学生にサーキュラーエコノミー(資源を廃棄しないことを前提に製品を生産し循環させる経済システムのこと)に関する教育を当社の取り組みを通して提供しています。それぞれに理想とする未来を自由に思い描いてもらい、その未来を実現するためにどのようなイノベーション(新たな仕組みや習慣を取り入れて、革新的な価値を創造すること)や工夫を凝らすことができるかを考えてもらいました。
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「次世代型インターンシップ2023年のキックオフミーティングを開催しました!」
このインターンシップでは「学生主体であること」を大切にしました。
だから思い描く未来も、そのために何をすればいいかというアイディアも、全て学生主体で行ってきました。
なので、社員には到底思いつかない「使用済み自動車の送別会を実施したい!」というような奇想天外なアイディアがでました。
そして、先日、その中の1つのアイディアがついに実現されました。その名も「みんなでつくろう!くるまの秘密基地」。廃車を秘密基地に改造しちゃおうというものです。社員からは出てこないです、この発想。
7名の小学生が参加し、あらかじめ車内からシートを外しておいた2台のワンボックスカーに、シートベルトやマット、ダンボール(全て廃材。株式会社宗重商店様、ユニベール株式会社様にご協力いただきました)を使って秘密基地を作り上げました。出来上がったあとは秘密基地の中でランチタイム。子供たちは自分で自由に作った秘密基地で楽しいひとときを過ごしたのでした。
リサイクルを生業に地球環境の改善に携わる企業として、リサイクルや環境問題は子どもの頃から関心をもってもらうことが大事だと考えていました。当社では毎年8月に、子ども向けに「リサイくるまつり」を開催していますが、今回は「どうやって子どもにリサイクルについて関心をもってもらうか」という課題を、学生が「秘密基地」で見事に達成しました。子どもは好きですもんね、秘密基地。
取材に来られた新聞記者も、子どもの頃にこういう経験をすることは大切だとおっしゃっていました。
学生は、未来のあるべき姿を描くこと、それを実現するためのアイディア出しとプロジェクト組成、そして実践までを主体的に行うことができ、参加した子どもはリサイクルに触れる機会をもつことができ、とても良いインターンになりました。