春は夜桜。夏には星。秋には満月。冬には雪。それで十分酒は美味い。それでも不味いんなら、それは自分自身の何かが病んでいる証拠だ22
「春は夜桜。夏には星。秋には満月。冬には雪。それで十分酒は美味い。それでも不味いんなら、それは自分自身の何かが病んでいる証拠だ。」
『るろうに剣心』比古清十郎の言葉です。
二十四節季において、5月5日~5月20日までを「立夏(りっか)」と呼びます。
草木の緑が日増しに濃くなり、五月晴れの空に鯉のぼりが泳ぐゴールデンウィークに始まるに始まる「立夏」は、暦の上では「夏」になります。
「端午の節句(子どもの日)」「母の日」等のイベントが満載のこの時期は「五月病」になる人が多く、ゴールデンウィーク明けは、学校や会社に行けなくなる人が多発する時期でもあります。
「かすみ晴れ みどりの空も のどけくて あるかなきかに 遊ぶとゆふ」
詠み人知らず『和漢朗読集』の一説です。
糸遊(いとゆう)別名:陽炎は、空気の密度差や光の屈折率の相違により起こる現象です。
雨の後等、地表が湿っていて気温が上昇するような日に、頻繁に観察されます。
これを、古の人達は、春の暖められた空気が糸が遊ぶようにゆらゆら立ち上がるという意味を込めて「糸遊」と表現しました。
「立夏」の旬の食材は、①鯛(たい)②イチゴ③アボガドです。
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