心に残った入居者様の話②
実話からこの介護職の魅力を感じ取っていただければ嬉しいです。
Bさん、90代女性
その方は穏やかで、優しいおばあちゃんでした。
そのおばあちゃんには月に数回の楽しみがありました。それは、カップラーメン!!
厳格な家に生まれ、教師となり、良家に嫁ぎ、子どもを育て上げ、夫を看取ったBさん。還暦をすぎ、溺愛するお孫さんたちに教えてもらった食べ物が、まさかのカップラーメン!!
お湯を注ぐだけでこの美味しさ!と、感動したそうです。
お孫さんたちの影響で、深夜にカップラーメンを食べることにハマったBさん。でも、持病から塩分制限があり、あまり食べられません。
そこで、家族、本人、職員で話し合い、二週に一回だけカップラーメンを食べることになりました。
Bさんの楽しみは、お孫さんたちやお嫁さんが、昼間にカップラーメンをたくさん持ってきて、夜に食べるカップラーメンを選ぶところから始まります。お嫁さんまでノリノリで、新商品をたくさん持ってきてくれます。
職員は深夜になると、カップラーメンを作って、お部屋に持って行きます。お互いニヤリと笑ってカップラーメンの香りを楽しむ瞬間が、忘れられません。
Bさんのカップラーメンは、施設内でできた自己実現のひとつでもあります。そんな瞬間に立ち会えると、この仕事が辞められなくなるんです。
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