第26話「バリデーション入門」を読んで~訪問介護~
◼️始めに◼️
皆様、お世話になっております。
今回の画像はsakuramochi925様からお借りしました。有り難うございます。
先週はお休みを頂き、有り難うございました。応援して下さった、貴方様の運勢は大吉です!!!
そして、お陰様で、今回の題目に掲げた本、「バリデーション入門-認知症の人の想いを傾聴・共感するコミュニケーション法-」も、ゆっくり読み、まとめる事が出来ました。この記事はその感想です。まだ、初見の段階での感想です。
◼️基本情報◼️
「バリデーション入門-認知症の人の想いを傾聴・共感するコミュニケーション法-」
著者/ナオミ・ファイル
ビッキー・デクラーク・ルビン
監訳者/稲谷ふみ枝
訳者/飛松美紀
発行者/荘村明彦
発行所/中央法規出版株式会社
全236ページ
◼️私が大事にしたいキーワードの3つ◼️
(1)尊厳を取り戻す
(2)成長するのではなく、人生の総まとめをしようとしている
(3)バリデーションワーカー(バリデーションを実践する人)は嘘をつかない◼️
◼️バリデーションとは◼️
辞書をひきました。
【validation】
val・i・da・tion /v`ælədéɪʃən/
【名詞】【不可算名詞】
1.批准
2.確認
どの様にすれば、それが実現可能なのか。
バリデーションでは、認知症高齢者の方を、バリデーションの提唱する各段階(フェーズ)のいずれに該当するのかを検討し、バリデーションテクニックで心の解放を目指し、バリデーションワーカー(バリデーションを実践する人)は、あるがままを受け入れる、理解する、認めるのだと、私は解釈しました。
状態に応じて、どういった関わりを持てるのか、という手掛かりになると感じました。
伝えて頂けたらどんなに良いでしょう!私も一緒に考えさせて頂きたいです。
◼️キーワード(1)「尊厳を取り戻す」◼️
ここで、尊厳を取り戻す、とありました。 私は成人なのでコントロールは必要ですが、自分の感情を抑制しきってしまったら、やはり人として心が欠落してしまう気がします。ですので、この方向から尊厳を取り戻して頂く事に賛同出来ました。
介護者が怖い人、だと認識されると、感情を言葉で表現する事は不可能でもあり、信頼関係が築けていて、出来る事だと感じます。
私の記事の「第17話」で、自己流で「お客様の感情をお尋ねする」事に取り組みましたが、意味ある方法で出来ているのか、また、引き出し方は他に何かないか、と疑問ばかりでしたので、当書に出会って、様々に学べそうだと、嬉しくなりました。
◼️キーワード(2)「成長するのではなく、人生の総まとめをしようとしている」◼️
自立支援や生きがいを意識すると、何かを出来る様になる事を目的としてしまいそうになりますが、そこから離れて、人生の総まとめ、として考えると、バリデーションの捉え方がわかる様な気がしました。何かを発展させるのではなく、あるがままに純粋に感情をお受けしたいと、感じました。
感情を受け止めると言っても、当書では方法の種類が多く解説されています。こんなにあるものか、と、私は感動しました。
◼️キーワード(3)「バリデーションワーカー(バリデーションを実践する人)は嘘をつかない」◼️
とても素敵な考え方だな、と思いました。私も現場で、お客様はわかっていらっしゃる、見抜いていらっしゃる、見透かされている、と感じる事はままあります。そこで真摯な態度を取る事は重要かと思います。当書には、例を挙げて、嘘をついている場面が述べられていますが、そうではなく、認知症の方は真実を知っていると考え、気持ちに寄り添う事、と、述べられています。
尚、後日、読書感想文を記事にしようと考えている別の本では、嘘がテクニックのひとつ、として紹介されていました。どちらが正しいという事ではなく、両面を念頭に置きたいと思います。両方の論を知る事が出来、良かったです。
◼️まとめ◼️
バリデーション入門では、考え方、事例、技術、と、様々な角度から検討され述べられています。活用出来る事が沢山ありました。引き出しを増やす事ができました。
事例も多く紹介されていましたので、イメージを描きやすかったです。
尊厳を取り戻す手段として、バリデーションを学んでいきたいです。
関係者の方々、どうも有り難うございます。繰り返し読み、学ばせて頂きます。
◼️最後に◼️
皆様、どうも有り難うございました。
「バリデーション入門」を読まれた方、いらっしゃいましたら、ぜひ、感想を拝聴したいです。教えて下さい!
皆様からの、この感想に対するご意見もお待ちしております!
それでは、今回はこれにて、失礼致します。
宜しければ、またお願い申し上げます。
ひかり
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