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利用者本位とは。ケアマネ研修に参加して②

こんにちは😊

皆さんはどんな事業所、現場で働いておられるでしょうか。
今回は、ケアマネ研修で感じた利用者本位とはなんぞやという点について書きたいと思います。

利用者本位(利用者主体)とは、介護は、援助する側の主観や都合で行われるものでなく、利用者本人が主体的に判断し選択・決定するものであるという考え方のことです。 利用者の「意思」を最大限尊重して行います。

マイナビ介護

介護保険制度は「利用者本位」「高齢者の自立支援」「利用者による選択(自己決定)」 を基本理念としています。
その中の1つの「利用者本位」。
研修に参加して、ハッと気付かされることがありました。

見学実習の際、今までのデイサービスを変更したいと認知症のご主人が奥さんに伝えたのとことで、その要望確認に伺うところへ同行させていただきました。
ご本人は自分が要望したことも初めは忘れていたようですが、ケアマネの方が家族さんだけにではなく、ご本人にも辛抱強く話を伺い要望を引き出していました。
その様子を見て、ガツンと衝撃を受けました🫨

私は有料老人ホームで勤務していたのですが、何かを決める時に施設側の都合や、自分の主観で決めていなかったかと反省しました。
認知症だから、はっきりわからないかもしれない。事業所としてはこういう対応になるからとご本人への説明はそのそこに家族さんに説明、承諾を得て行なっていなかったか…
それが当たり前になっていなかったかと考えさせられました。
「利用者本位」だけでなく「利用者の自己決定」の機会を奪っていたのではないかと。

もちろん、利用者さんの状態や事業所での都合により、全てを要望通りに行ったり確認したりするのは難しい場合も多々あると思います。
特に認知症の方への意思確認は難しい場合があるかもしれません。
それでも、自分がきちんと努力した上で、その結果になったのか。なりゆきや、そうすることが当たり前になっていないかと考えさせられました。

同行させてくださったケアマネさんの姿勢に見倣いたいと思いました。
同行からの帰り際、「これから高齢者がどんどん増える。自分もいつお世話になるかわからない。あなたたちのような人たちがもっと増えて欲しい。大変だと思うけど頑張ってね😊」と家族さんが声をかけてくださいました。

様々な問題を抱えている介護業界。
介護保険の本来の理念や姿を大切にしながら、進んで欲しいと思います。

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