良い習慣のコストは現在にあって、悪い習慣のコストは未来にある
こんにちは。
今日は最近読んで面白かった本、『ジェームズクリアー式 複利で伸びる1つの習慣』の刺さったポイントを書いていこうと思います。
今回は人はなぜ欲求に負けてしまうのか。では、どうやったら欲求に打ち勝てるのかについて書いていきます。
即時報酬と遅延報酬
生物の脳は今現在やすぐ先のことに意識を集中して優先させます。
そういった「生き残る」ことを最優先に考え、行動させようとします。これは動物のみならず、人間も含まれます。
「即時報酬の環境」の世界で生活しています。
ですが、現代社会ではこれとは真逆の世界が待っています。
即時報酬の世界では生活できません。
こういった未来に対する幸せ、「遅延報酬の環境」の世界で我々は生きています。
ですが、遅延報酬を優先する方が幸せになることはわかっていても、目の前の快楽、即時報酬に飛びついてしまいます。
これは人間の脳が、旧石器時代から現代までアップデートされていないのが原因だそうです。
長期的な見返りや幸せよりも、すぐに得られる見返りや幸せを優先することを、行動経済学の言葉で「時間割引」と呼びます。
このため、どうしても人間は時間割引をせずに、目先の欲求を手にとって、公開する日々を送ってしまいます。
難しいよね、時間割引
時間割引を鍛えるには、太古からの本能に逆らう必要性があります。
そうするためには、時間割引を成功させるような仕組みづくりや成功体験を基にした実感が必要不可欠です。
即時報酬のものから遠ざかる仕組みづくり
仕組みづくりとしては、そもそも即時報酬のものから遠ざかる事が重要です。
そんな風に、即時報酬を誘うものから距離を取って、本来自分がやりたいことや遅延報酬をもたらすものに取り組むことが重要です。
成功体験を基にした実感
また、遅延報酬を即時報酬より優先させるには、頭ではなく体で実感させることが重要です。
頭では「毎日勉強したほうが良い」「お菓子は食べすぎないほうが良い」とわかっていても、なかなか実践できません。
体が実感していないため、理性よりも感情が上回ります。
ではどうするかというと、成功体験による感情で、欲求に打ち勝ちます。
といった感じです。
人間の生存本能に逆らうことは並大抵のことではありません。
ですが、不可能でもありません。
時間割引を意識して、後でじっくり幸せになろう
自分もまだまだ誘惑に負けてしまうこともあります。負けてしまわぬよう、負けてもすぐに修正するべく、今日のようなnoteを書いています。
自分は最近「well-being」に興味があるのですが、この時間割引も「well-being」に関連があると思っています。
より善く、より幸せにあり続けるためにも、時間割引を意識して毎日を送りたいなと思います。
それではまたあした。