コンビニデザート紀行。
前回セブンイレブンの掌の上の踊り心地が最高だったので、ローソンとファミリーマートの掌の上でも踊らせて貰おうと思ってここ数日散歩がてらデザートコーナーを見てきた。
あくまで私が感じた事だが、
・セブンイレブン→商品名に一捻り加えて映える。
・ローソン→怒涛のモチモチ推し。とにかく「もち」っとした表現のデザートが多い。かわいい雰囲気のパッケージで映える。
・ファミリーマート→ギミックに一捻り加えて映える。
と、私が知らない間にコンビニデザートコーナーは映える戦国時代に突入していた。
今日はローソンとファミマの美味しかったデザートと気になった点を書く。
◎
ローソン。
これは冬だからというのもあるかも知れないし、店舗によっても違うと思うのだが、私が見た店舗はとにかく「もちもち」の文字が目立つ。
「モチコロ~もっちぼーるチーズ~」
「もち食感ロール」
「どらもっち~あんこ&ホイップ~」
「どらもっち~堪能マロン~」
「もっちりとした白いたい焼き」
「もちぷよ(北海道産牛乳入りミルク)」
「カービィのもちぷよ(いちご&ミルク)」
同じ商品の別の味も含めると七種類、含めないと五種類の「もちもち」があった。デザートコーナーだけで。私は正直あまりのゴリ押しに笑ってしまった。潔が良すぎる。好き。だって商品名+POPで本当にもちもちだらけなのだ。
モチコロのPOPのキャッチコピーは「もっっちもっっちの~もっっち、もっっち♪♪」である。
もう間違いない。このローソンは「もちもち」に全賭け。オールイン。一点突破。清々しさすら感じた。
天晴れローソン!!と感じた私が買ったオススメがこちら。
「モアホボクリム」
もちもちじゃ無くて申し訳ない。これが普通に美味しそうだったので空気は読まなかった。実際に美味しかった。「ほぼほぼクリーム」と名乗るその覚悟は伊達ではなかった。なにが凄いって一口かじると生地を突き破って真ん中からクリームが噴火した。パンパンにクリームが入ってないと起こり得ない現象に私は感動した。何度でも言います。美味しかったです。
◎
ファミリーマート。
ファミマは、ふるふる食感だと思ったのにふわっふわ食感でびっくりしちゃう「プリン!?なチーズケーキ」や、「ふわしゅわスフレプリン」など、食感や食べる時の楽しさに話題を提供としてくれようとしている配慮を感じた。皆さん色んな種類と角度で「映える」を追求していて楽しい。
「ふわしゅわスフレプリン」は日経トレンディにも選ばれた2020年の人気商品でもあるらしい。ランキングに載ったと言われると気になるのは人の性でありますな。
お見事ファミリーマート!!と思った私が買ったオススメ商品がこちら。
「ねっとりイタリアンプリン」
何が良いって擬音が素晴らしい!!「もちもち」「ふわふわ」「しっとり」「サクサク」「とろ~り」。
無数に存在する美味しそうな鉄板擬音表現。デザートとの相性は抜群でしょう。しかし余りにも見すぎるとやはりパンチが弱くなるのは避けられぬ。そう思っていた。
否!!「ふわふわ」はジャブであった。ここに来ての「ねっとり」は見事私の意識をぶち抜く右ストレートでした。ブラボー!!おお、ブラボー!!
そして美味しかった上に食感が楽しかった。
本当に「ねっとり」している。ねっとりというか、どっちかというと「ねっちょり」している。これが楽しい。そして「ねっちょり」だとなんだかイメージ良くない側に行くのでギリギリを攻めた「ねっとり」という擬音のバランス感覚たるや!!素晴らしいですね!!
コンビニデザート紀行。楽しかったのでまたやりたい。多分季節によって使用される擬音も全然違うと思うので定期的に眺めて楽しみたいと思います。
美味しかったので是非食べてみてください。
という訳で結論。
ローソンとファミリーマートの掌の上の踊り心地も最高だった。