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かほの備忘録

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日記ってわけじゃないけど、書きたいことを書いてます。
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#文学

拗らせた文学好きの末路

拗らせた文学好きの末路

昔から本を読むのが好きだった。

柏葉幸子の『霧のむこうのふしぎな町』を読んだ時、私の世界は広がった。

石田衣良の『池袋ウエストゲートパーク』を読んだ時、私の世界は歪んでしまった。

そうやって私の世界を広げ、歪ませ、深くしたのはいつだって本だったと思う。

そして時が流れていくにつれて、古代文学にも興味を持つようになり、気付いたら文学部に進学していた。

本棚に並ぶ色とりどりの背表紙を眺めるだ

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aikoの歌詞が文学すぎる

aikoの歌詞が文学すぎる

私がaikoを聴くようになったのは、中学2年生の時だった。
当時、部活の影響でクラシックしか殆ど聞いておらず、友人に「好きな歌手は?」と聞かれたり、カラオケに行った時に“モーニング娘。”と“オレンジレンジ”しか歌えないことに気づき、「え、これ…、やばいじゃん、私。時代に取り残されてるじゃん」となり、慌てて、それっぽい歌手である“BUMP OF CHICKEN”と“aiko”を聞きまくることになった

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