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神保町へ行ってきた

幕末の横濱に関する古地図と風景写真集を求めて、古書とカレーの街・神保町へ行ってきました!

推しが通ったであろう道、見たであろう風景の今昔を見比べたりするのが楽しいのと、そこから垣間見える当時の文化についての理解も創作に活きるかなぁと思い、ちょくちょく購入して集めています。
でも購入には専らネット通販を利用していて。少し前に寺村左膳日記を買おうとして当時の諭吉が消し飛ぶというネット詐欺に遭って以来、大きくて有名なネット店でしか怖くて買えないなぁとなっていたので、以前から噂に聞き興味のあった神保町で直に見て回りたいなあと思っていたのです。
あとカレーも最近ハマってて、👓️と一緒にランチでいろんなお店に足を運んでいたので、まさに一石二鳥に楽しめる!と。
普段は要介助者がいる為なかなか自由に遠出が出来ないのだけど、今日は久しぶりに時間が出来たので夫婦二人で街ブラがてら行ってきたという感じです♪
折角なので、今後も創作に絡むようなこういう機会や思うことがあれば日記にしておこうと思って、書いて見ることにした。


さて前置きはここまでにして(笑)

勤めてた会社の近くだったのに、何気に初めて訪れた神保町。
古書のお店がたくさんあって、どのお店も普通の本屋とは少し違う紙の香りが漂っていてなんだか不思議な気持ちになった。気取って言うなら『歴史の香り』とも言えるかなぁ、なんて🤭

ただ、本当に『古書』すぎて、私のようなライト層が参考文献として欲しいなーと思うような画集は殆ど見かけませんでした。たまに見かけても取り扱い数そのものが多くもない上に横濱に関するもの、と限定されると、やはりなかなか見つからなかった…。
例えば、私が既に持ってる古地図画集に掲載されている『江戸城下大名屋敷図』の『原本』とまではいかないだろうけど、昔に擦られたであろう版画地図がぺらっと1枚(画集上では1ページ分)でウン万円…!しかもそれが無造作に何十枚も棚に置かれているというような世界で…!こういったものが、先程の『歴史の香り』を醸し出していたんですね!興奮するけど、栄一を出して購入し更に保管する勇気は出なかった…。

しかし気分が萎えることはなく、いくつか回って最後に回ったこのお店が凄すぎて思わず写真撮影。

大屋書房さん

中に入ってすぐ、濃密な歴史の香り!(笑)
それもそのはず、ここには江戸時代の人が写本したであろう現物がズラリ!一つ一つにいつ書かれたものかと記されたしおりが付いていて、見た事ある明治以前の年号がゴロゴロ…!しかも手にとって中身も見れちゃう…!(恐れ多くて手袋が欲しいくらい💦)

タイムリーな所だと、江戸時代の人達が手に取り楽しんだのであろうと伝わる源氏物語の写本とか。すげえ!!!ってなってしまった(笑)
幕末(安政〜慶応)の年号が書かれた写本は見つけられなくて、人気のある時代だから一次資料として買い取られて行ったのかなあなどと想像してみたり。

さらに見渡してみると、ここにも古地図がドサドサと売られているのを発見!やはり一枚一枚がウン万円もするのでほぇ〜と思いつつ「これ120000円だって…」と手にとって見てたら、横で見ていた👓️が
「yokohamaって書いてるじゃん」
と言い出し。エッ?!と思って見てみたら、「1863」「yokohama」「LONDON times」
といった単語を発見…!!!
今日イチテンションがあがりました(笑)
1863は文久3年(文久は1861→元年、62→二年、63→三年というパターンを覚えれば、前後の元号も含めて覚えやすい🤭)、サトウが来日して1年くらいで、ロンドンタイムズといえばサトウの日記にもちょくちょく出てきた新聞社!
しかも地図写真の裏を見てみたらこの地図写真について書かれたロンドンタイムズの記事が掲載されていました!すんっごい小さい文字でびっしりと!

うおおおおちゃんと読みてえ!!
めちゃくちゃ欲しい!!!
A3サイズほどの、文久3年の横濱地図写真

_人人人人人人人_
> 12まんえん <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

さすがに無理だ〜
試しに言ってみたけど(笑)、👓️もさすがに「うそだろ?」って言ってた。そりゃそうだ

しかし良いものを見れて気分は上々!
何も買わずで申し訳ないけど、そろそろお店を出る事に…

ーと、名残惜しさで出口付近にあった写本までジロジロ見ていたら、突然見覚えのある名前が目に飛び込んできた!
平田篤胤!
幕末の尊王志士達がこぞって影響されたという平田篤胤、しかも霊の真柱の写本がそこにあって、腰抜かすかと思った。
この人についてあんまり詳しく調べたことは無かったのだけど、神道を説く思想家という認識はあった。そしてそれは、武市半平太が西国視察に出てから再び土佐に帰ってきた時にこの平田篤胤の霊の真柱を持っていたという逸話がきっかけで覚えていた。
あとは長州系の尊王志士達の所持品にも『霊の真柱』があって―みたいな逸話を見たことがあって、みんなで回し読みしてたのかなぁなどと思ってた記憶があった。

しかし平田篤胤さん、人気がない?のか、結構な分厚い上下巻セットであるのに栄一お一人分で買い付けられるお値段だった。
推しが読んだ本…!も〜買おうかどうか迷ったけども、実はこの8月9月で買った本が他にもあったので、今回は見送る事に…!

古書には中々手が出せないのだけど、是非また足を運んで、自分にとっての掘り出し物を見つけたい!と思う本屋さんでした。


ちなみにこの8月9月に買ってた本はこちら↓

板垣退助君伝記1
広重と歩こう東海道五十三次

退助くんの本はずっと前に訪れた自由民権記念館でも買えなかった本で、最近になってたまたま見つけて即購入したもの。まだ三分の一も読めてない!
五十三次は、推したちが歩いたであろう東海道を当時の風景で感じたくて探したもの。色々な画集が出てるけど、当時の文化様式などについても深く解説されているとの事でこれを選びました♪勉強になった!


話を戻し…。
こどものお迎えもあるので神保町には長くはいられず、お目当てのカレーを食べて帰ろうと言うことに。
スリランカTOKYO

豚肉ステーキのスリランカカレー

アクスタのパース狂ってて下手くそすぎるけど、撮影にちょっと気恥ずかしさもあって何度もリテイクできず…こうなった😂
カレーは0辛でオーダーして、マッシュポテトとチーズをトッピングしてます♪様々なスパイスと共に、ココナッツやパクチー、ターメリックなどを感じた!!!美味しかった♪


暑かったけど練り歩いた価値はあったなぁ。もっとゆっくり、じっくり回ったら自分にとっての掘り出し物が見つかるかも知れないし、他の美味しいカレー屋さんも堪能できると思う🤭
そんな感じで、神保町を後にしました―。


しかし、こんなに楽しかったのに本の収穫が無かった事で物足りなさを感じていたため、以前古地図画集を買った事もある地元のブックオフに立ち寄ってみた。

幕末当時の古地図や風景写真に興味がある一方で、創作のインスピレーションとして春画もちょくちょく集めてたわたし(なんのインスピレーションかって?R18ネタのだよ!あの時代、どの体位が流行ってたのかとか笑)
実は神保町でも見つけて「買おうかなぁ」と思ってた春画画集をここで見つけたので、買ってしまいました(笑)

春画SHUNGA

「資料として買いますが何か?」ぐらいの堂々としたテイでレジへ持っていきます(笑)でも店員さんが若い女の子で、こんなエロ本持って行くなんてなんか変なハラスメントにならないか心配になった(笑)
んで、帰って早速中身を見てみたら、掲載されてる春画はもちろんだけどそれを解説してる文章がなかなかに18禁で笑ってしまった(笑)前回買った春画集よりもかなり攻めてた笑
いや〜勉強になりますわ!
こどもがいる時は読めねぇな!!笑


そんな感じで今日の日記を終える。

普段介助生活なのでこんなふうに出掛けられることはあまりないのだけど、創作の開発ボヤキなども含めちょくちょく思った事を書き留めて行こうと思う。

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