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気持ち

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心の持ちようを、自分のために書き溜めたもの
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自分地文

自分地文

何に惹かれたんでしょうか。
何に怖気付いたのでしょうか。

人間の体の六割は水だとよく言いますが、人間の心の六割、ないしそれ以上はないものねだりだと思います。
ご飯を食べれたのなら、安全な場所に住めたなら、もっと良い待遇を受けれたのなら、美人だと持て囃されたなら。

更に言うと、認められたいのです。誰かのように。君のように。でもそのくせ、自分が自分として認められていないと嫌だと思ってしまう。

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死んだ日

死んだ日

昨日、私が死んだ。美しい死に際だった。

先日、父親が弟を叱った。
父親は物凄い形相と罵声で、弟はパニック状態に陥り嗚咽が止まらず、キーキーと悲鳴に近いような高い声を上げながら弁明していた。

そこまでは、まだ許容範囲だったのだ。
何故なら父親はどれほど怒り方が凄惨と雖も、正論を吐いていたからだ。
叱られるとパニック状態と軽い吃音になってしまう弟の悪癖も、決して良いことではないのだけれど、家族の中

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