野菜入りチーズシュペッツレ
今日はドイツ南部のシュヴァーベン、アルゴイ地方の卵麺、シュペッツレを作りました。今日は卵麺を茹で別に炒めた材料とあわせ上にチーズをのせて焼いたものです。
サラダといただきました。
シュペッツレの名前の由来は諸説あります。
Spätzle はイタリア語の
Spezzare (細かく砕いた) やSpezzarino (細切れの) という言葉からきていると言われています。元はディンケル小麦(スペルト小麦、古代小麦) で作られ、貧しい人々の食事でした。
今はドイツだとシュヴァーベン地方の郷土料理として有名です。また様々な名前でスイス、オーストリア、南チロル(イタリア)など山岳地方の名物料理となっています。
アルゴイ風にはシュペッツレではなくspatzen シュパッツェン。地域によって名称が違うのも地続きの欧州ならでは。チーズを入れるのはアルプス地域の郷土料理(ドイツ南部、スイス、オーストリア、南チロル) あるある。チーズは名産ですし重労働の多い山の生活でお腹いっぱいになるし力も出ます。
シュペッツレは様々な形状や作り方がありますが私が家で作るときはもっぱらシュペッツレ・テラー(シュペッツレ皿)と言われるものを使います。湯を沸かした鍋にのせ、ゆるめの生地をハケを使い下に押し出しながら茹でます。とても簡単。
できたシュペッツレはこちら。(もっとニョロニョロなタイプも。それは削って湯に落としていきます)
今回はこれを炒めたポロ葱と玉ねぎ、シャンピニオンとあわせてチーズをのせてやきました。
チーズをのせる5秒前(かけると絵がみな同じになるので)
シュペッツレはオーブンで焼かずにソロでパスタ料理として、あるいは肉料理の付け合わせ、スープの浮き実など様々なバリエーションがあります。ソロでいただく場合にもほうれん草のピューレで緑シュペッツレにしたりも。色々なアレンジがあります。
晩御飯の前に気持ち運動。風は涼しいながら日差しはもう夏を感じます。
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