高校の芸術科目
私が高校生の時は、1年生の時は音楽、2、3年生は書道か芸術から選択しました。もう20年以上前ん話ですが、高校の現状は今もそんなに変わっていません。
日本の高校生が芸術科目に触れる機会が限られていることが残念だなとは以前から思っていましたが、アメリカの生徒と比べてみるとつくづく芸術を学ぶ時間や機会が少ないように思うのです。
アメリカ高校では様々な芸術科目を選択としてとることができました。
写真、演劇、吹奏楽、ダンス、オーケストラ、コーラス、ビジュアルアート、アートなどなど。しかもそれぞれが、ベーシックやアドバンスと言うようにレベルわけもされていて、複数年に渡って取れるようになっています。
日本語クラスにも芸術の才能に溢れる生徒がたくさんいいて、アートクラスのために自宅で書いてきた絵画や作品を色々と見せてくれました。どれもプロの作品かと見紛うほどに素晴らしく、この子たちの中にこんな才能があるのかと目を見張ったものです。廊下に飾られている作品の数々も見飽きませんでした。
確かに、日本には芸術文化があまり根付くところまでは行っておらず、まだその途中といった感じはします。上の記事によるとフランスの芸術に対する国家予算は日本のなんと100倍だそうです。イタリアは不況でも美術館や博物館にお金をかけていたら市民はクレームを言わないと政府は思っていると言う話を聞いたことがあります。それぐらい芸術文化が日々の生活の質にも影響しているのです。
日本にも素晴らしい工芸や美術などたくさんあります。自分自身を振り返っても、もっと学んでおいたらよかったと思うのです。
そして、芸術を通して自己表現をしたり想像力を羽ばたかせるような場に学校がなってくれればなと思っています。
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